8月も後半に入り、そろそろ「秋服」が欲しくなる人も多いのでは? そこで本特集では、以前から大草が提案している”季節のはじめは「土台=ボトムス」から”というお買い物セオリーにのっとった、おしゃれ計画をご提案。
大草が、雑誌などのリース、そしてプライベートでも愛用している「ヴェルメイユパーイエナ」でおすすめのボトムスを2着セレクト。それぞれの、9月と10月のスタイリングレシピとともにお届けします。
\NAOKO’S CHOICE ITEM #01/
ラベンダーのように
やさしく、甘やかな
カラーパンツ
もしかしたら、春夏のイメージが強いかもしれない「カラーパンツ」。実は、秋冬のおしゃれにスパイスとして効かせるのもおすすめ。というのも、秋冬の洋服や小物は、どうしたって素材が厚く重たくなり、重ねる枚数も増えます。そこに、このラベンダーのような、明るく優しい色が入ると、着こなし全体が、ぐっと軽く、華やかに。黒、グレー、ベージュ、ネイビーなどのベーシックカラーと合わせるだけでなく、思い切って色×色を楽しんでも。色で遊んでいるぶん、形はシンプルにした方が、着回しの幅が広がります。センタープレス入りの、テーパードシルエットなら、脚をきれいに見せてくれるうえ、着ていくシーンも、着る人の体型も選びません。
SEPTEMBER
グラデーション感覚で楽しむ
カラー on カラー
「着る人のキャラクターを映したり、女性の色香を運んでくれる『色』。夏の光と秋の風、両方を感じる季節の狭間は、色を効かせるというより、コントラストを弱め、グラデーション感覚でカラーonカラーを楽しんで。清らかなセクシーさを引き出してくれるライトブルーのフェミニンなブラウスに、ペタルなパープルの端正なパンツ。バッグとサンダルは、クリーンな白。寒色をベースにした、見た目温度の低い美しい色の連なりは、着手(きて)の個性を際立たせてくれます」
OCTOBER
抜群のトーンアップ力!
コントロールカラーのようなパープル
「秋冬のスタメンアイテムと言っても過言ではない、ダークグレーのVネックニット。ベーシックで、上品で、まじめ。どんな服とも手を繋いでくれるニットは、すでに一枚はクローゼットにある、という方も多いかもしれません。そんなニットと組み合わせた、究極にシンプルな組み合わせですが、パンツの繊細でやさしいパープルが、まるで化粧下地のコントロールカラーのように、全体をトーンアップ。気持ちも着こなしの鮮度も上げてくれます。グラフィカルなロゴバッグを、ニットとパンツの間に配してアクセントに」
\NAOKO’S CHOICE ITEM #02/
リラクシー、時短、着回し力。
「今」のキーワードが揃った
ニットのセットアップ
「トレンド」というより、「定番化」しつつあるニットのセットアップ。その進化が止まりません。今回ピックアップしたニットパンツは、適度に厚みのあるウール素材。リブ編み、かつ腰回りに余裕を持たせているので、腰やヒップのラインをひろいすぎず、脚はすらりと長く見えます。歩くたびに、裾のフロントに入ったスリットから脚や靴がのぞき、軽やかな抜けも演出。セットで着れば、コーディネートが3秒でキマるプルオーバーも秀逸です。パンツとは編み方が異なり、その表情はなめらか。身ごろはゆったりしていますが、袖口はきゅっと細くなっているので、上半身を華奢に見せてくれます。肌触りもさらっとしていて、一枚でも、インナーを中に仕込むこともできる、万能選手です。
SEPTEMBER
白の長袖カットソーと合わせて
カジュアル&スポーティに
「まだ暑さが残る9月は、コットン100%のカットソーを合わせてさらりと。腕の肌分量が多かった夏。長袖に変えてあげるだけで、着こなし全体の印象ががらっと秋にシフトします。このカットソーは、薄手でやわらかく、やや透け感のある素材なので、暑苦しくなる心配もありません。裾もなりゆきでアウトしてリラクシングに。ミルクチョコレートのような、ほのかに甘く、ドラマティックな色のニットパンツは、かけ合わせる色によっても表情が変わります。夏の終わり、秋のはじめは、透明感のある白と合わせて、スポーティに」
OCTOBER
最強で最高の時短アイテム。
プルオーバーとのセットは
小物でその日の気分をON
「コーディネートを考える時間や余裕がない日や、ちょっとおしゃれをおやすみしたい日。そんな日は、プルオーバーとニットパンツをセットで。セットで着ることを前提にデザインされているから、計算ナシで、パーフェクトなシルエットが完成します。あとは、同色の上下をキャンバスに見立てて、お気に入りのアクセサリーやバッグ、靴を。今回は、硬質な光を放つシルバーのロングネックレスに、パイソン柄のサンダル。小さな黒いバッグを合わせて、お出かけ仕様に。もちろん、スニーカーやバックパック、キャップを合わせて、スポーティにまとめても。小物次第でシーンを超えられるのが、ニットのセットアップの最大の魅力♡」
大草がチョイスした、2本のパンツを軸にした「おしゃれ計画」いかがでしたか? コーディネートの土台になるボトムスから整えると、新しい季節のおしゃれはもっと楽に、そして賢く楽しめます。ぜひ、そのヒントとして参考にしてくださいね。
Photo:Shogo Tanaka(MATTICO)
Hair & Make-up:Mami Numata(ilumini)
Styling:Naoko Okusa
Edit:Ayako Suzuki(AMARC)
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
※価格の表記がないものは私物となります。現在販売していないアイテムもございますので、ご容赦下さい。
【お問い合わせ先】
ヴェルメイユ パー イエナ
ショップリスト:こちらから
インスタグラム:@vermeilpariena
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