その人を象徴し、構成する要素でもある“香り”。ウッディでマスキュリン。フローラルでレディ。スパイシーで色気漂うもの。香りといってもその種類はさまざま。自分のために纏うことはもちろん、周囲へのアプローチや印象として残るものでもあります。場所、時間、相手によっても、纏う香りが変わることもあるでしょう。
今回は、その“香り”にフォーカスした企画をお届け。年齢や職業の異なる4名に、ご自身が愛用する香りと、その香りをどんな時に纏うか、を教えていただきました。まずご登場いただくのは、「FUEGUIA 1833」をこよなく愛する、モデルのクリス-ウェブ 佳子さん。佳子さんにご協力いただいた、現在発売中のAMARC magazine issue02のインテリア特集でも、愛用しているさまを感じることができます。彼女が愛してやまない、3つの香りとは?

FUEGUIA 1833の虜になるそのわけは、香りだけでなく全ての香りに宿るストーリー。「Ballena de la Pampa (パジェーナ・デ・ラ・パンパ)」の主人公は夜明け前の大草原で、13匹のジャコウ鹿に囲まれて寝そべるクジラ。“草原のクジラ”という名の通り、太陽のキスを感じながら深く呼吸を整え、穏やかに覚醒していく様が浮かびます。デスクワーク開始前、左手首にワンプッシュ、右手首をトンっと一度だけ重ね合わせるのが、私なりの集中する前の儀式です。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile

クリス-ウェブ 佳子
モデル・コラムニスト
4年半にわたるニューヨーク生活で養った国際感覚と、バイヤーやPRなど幅広い職業経験で培われた独自のセンスが話題となり、2011年より人気雑誌「VERY」の専属モデルに抜擢。ストレートな物言いと広い見識で、トークショーやイベント、空間、商品プロデュースの分野でも才覚を発揮する。2017年にエッセイ集「考える女(ひと)」(光文社刊)、2018年7月にトラベル本「TRIP with KIDS こありっぷ」(講談社刊)を発行。二女の母。
@tokyodame