美容アナリスト・鍼灸師の奈部川貴子さんに監修いただき、「フェイスマップ」に基づく肌トラブルケアをご紹介する本企画。いよいよ最終週です！
今週ピックアップする肌悩みは「顔のむくみ」「口元のたるみ」「人中・鼻下の伸び」。本日は「顔のむくみ」編です。
フェイスマップを通して、肌のお悩みは顔の上だけでなく、臓器や心、体の状態と関わっていることがわかります。すべてを一度に直そうとするのではなく、まずはこれ、という1箇所からでも良いので、年末の少し時間があるとき、そして新年の目標として、自分の肌や心身と向き合ってみてくださいね。
＞フェイスマップについての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
日本人特有の“すぎ”が
むくみを引き起こす原因に
頬骨に沿ったエリアは「胃」のゾーン。リフレクソロジーでは、頬骨のあたりをほぐすことで、胃もたれなどをケアできるとしています。反対に、胃に負担をかけるようなことが、顔のむくみを引き起こしてしまう、と考えられるのです。
まずはメンタルの問題。例えば、心配し“すぎ”や考え“すぎ”、気の遣い“すぎ”など。この“すぎ”が胃へのダメージとなり、頬骨ゾーンにコリやむくみが生じてしまうことが多いのです。「ストレスで胃が痛くなる」ともよく言いますよね。
他には、過食や暴飲暴食、辛いものなどの刺激物、過度の飲酒、薬品などの過剰摂取も、胃の粘膜に負担をかける要因。頬骨ゾーンにむくみや肌あれ、毛穴の開き、赤みなどのトラブルが表れたら、胃への負担を疑ってみましょう。
また頬に出る乳白色のニキビ、黄色い吹き出物は、体内で処理しきれない油の排泄といえます。実はベーコンなどの動物性脂肪やマーガリンなどの飽和脂肪、乳脂肪は消化に負担となり、胃のゾーンにサインが出やすいのです。
意外なものとしては、バナナやキウイ、ライチなどの果物やマンゴープリンのような南国系デザート。南国特有の食べ物は、体温を下げるために毛穴や汗腺を開かせ、皮膚をゆるめる傾向があります。和食中心だったかつての日本人には“毛穴が開く”という悩みはなかったそうですが、食生活の変化により現代は毛穴のトラブルに悩まされている人が多いのです。
頬骨ゾーンに出現するむくみには、まずは過食傾向を改めてプチファスティングやジュースクレンズで胃を休めてみましょう。胃への負担を増長させる動物性脂肪や飽和脂肪、乳脂肪を徹底して控え、油はアボカドやナッツに含まれるオメガ3脂肪酸をチョイス。南国フルーツと南国デザートもしばらくは封印しましょう。
Recommend Item
顔のむくみを解決するための策として、すきま時間でのツボ押しやマッサージを習慣づけてみるのはいかがでしょうか。家でも簡単にツボ押しができるのが「KAOYOMI」の“セルフケアスティック”。指ではなかなかアプローチできない筋や骨格に、深く、ぐぐっと入りこんで圧をかけてくれるので、むくみの排出を促し、すっきりとしたシャープな顔に導いてくれます。
コスメでぜひ使ってみていただきたいものが、今、韓国でも話題になっている「IOPE（アイオペ）」の“PDRN カフェインショット”。IOPEは、植物性抽出物を土台に使いつつ、テクノロジーを駆使して機能面にもこだわるというハイブリッドな商品を展開。韓国初のコスメシューティカルブランドです。この美容液も、使い続けることでサロン級のリフティング効果を得られる、と言われているのだとか。
肌にハリを与え、リフティングのコア要素に働きかける「カフェイン」を配合。カフェインは引き締め効果もあるといわれているので、胃の不調により起こりがちな、頬の毛穴の開きにもアプローチしてくれます。さらに、独自に開発したPDRN（※）を精製水の代わりに用いることにより、肌の再生機能、バリア機能を高める効果が期待できます。
内側、そして外側からのアプローチでむくみと無縁の毎日を目指しましょう！
※サーモン注射ともいわれている、自己の細胞を活性化させ、皮膚のターンオーバーを促す因子のこと
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
奈部川 貴子
美容アナリスト・鍼灸師。「KAOYOMIサロン」主宰。ジャーナリストとして美容の最前線で肌に関する知識を深め、その後リフレクソロジーの資格や鍼灸師の国家資格を取得。顔に存在するツボ・反射区に注目し、顔のリフレクソロジーと鍼灸を融合した独自メソッド「ささない整顔バリKAOYOMI」を提案。
＠takako_nabekawa
