「フィトテラピー」とは、日本語で「植物療法」のこと。植物の力を借りて、体や心のあらゆる不調を整えるものです。話は聞いたことがあり興味はあるものの、どのようにスタートをしたら良いかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、その第一人者である、植物療法士の森田敦子さんにお話を伺い、“フィトテラピー初心者”におすすめのアイテムを、4週にわたりリコメンドいただきます。
フィトテラピーとは?
漢方やアロマテラピーも、大きな意味ではフィトテラピーというカテゴリーの中のひとつ。漢方は服用する、アロマは嗅ぐことが中心ですが、フィトテラピーは「飲む」「塗る」「香る(嗅ぐ)」と五感を通した処方で、体の不調を治癒していきます。
最大のポイントは、副作用が極めて少なく、根本から整えることができる、というところ。これは、薬では期待できないことが多く、産前産後のケアや更年期、介護世代のデリケートゾーンケアなど、移り変わる女性のライフステージを支えてくれる療法です。
フィトテラピーの実践法として、最も簡単で始めやすいのが「飲む」ということ。森田さんが監修する「Cosme Kitchen HERBORISTERIE(コスメキッチン エルボリステリア)」では本格的なハーブティーやタンチュメールなどを展開。自分や大切な人のために、植物の恵みを取り入れて自身をいたわって欲しい、という思いからブランドがスタートしました。
まずは、その「Cosme Kitchen HERBORISTERIE(コスメキッチン エルボリステリア)」から、日々に取り入れやすいインナーケアアイテムをご紹介します。
『Daily Beauty Routine「1日1杯のFemcafeを」』をコンセプトに、モデルやタレント、女優として活躍されている紗栄子さんとともにプロデュースした、インナーケアアイテム。忙しい毎日でも、どんなライフスタイルでも、手軽に本格的なハーブを摂取してほしいという想いを込めてつくりました。
不安な気持ちや、神経のたかぶりの沈静をサポートするメリッサ、女性ホルモンのバランスを整えるサポートをするチェストベリー、冷えやむくみ対策のためのヒハツ、消化器機能をサポートするアーティチョーク、女性ホルモンと同様の作用を持つセージやザクロ――女性のめぐりやキレイをサポートしてくれるハーブを贅沢に使用しています。
持ち運びが便利な個包装・顆粒タイプ。オフィスやお出かけ先など、どんな場所でも気軽にお飲みいただけます。爽やかなシトラスレモン味と、ベリーの甘さを感じられるスウィートベリー味の2種類があるので、ハーブ特有の風味が苦手、という方でも取り入れやすいアイテムです。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
森田敦子
日本における植物療法の第一人者
株式会社サンルイ・インターナッショナル代表
客室乗務員時代にダストアレルギー気管支喘息を発病したことがきっかけで、植物療法(フィトテラピー)に出会い渡仏。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学び、症状が改善。帰国後は、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するため会社を設立。フェムテックの先駆けとなるフェムケアの啓蒙活動も行う。
2013年、デリケートゾーン&パーツケアブランド「アンティーム オーガニック」の商品開発や、フィトテラピー普及医学協会のアジア唯一となる認定校「ルボア フィトテラピースクール」を主宰。2020年、フィトテラピーと本草学、テクノロジーを融合させた植物バイオメソドロジーによって女性の一生をサポートするためのトータルライフケアブランド「Waphyto」を立ち上げる。2021年9月に、フェムテック・ウェルネスメディア「WOMB LABO(ウームラボ)」をスタート。2022年、日本女性財団理事に就任。世界45の国と地域で刊行されている女性誌『ELLE』にて、「100 Women CHANGE MAKERS (エルが選ぶ世界のチェンジメーカー100)」に選出される。私生活では長年にわたる植物を用いたケアにより、42歳で自然妊娠し43歳で出産した。植物のチカラを通して、健やかなライフスタイルを提案するラジオ「森田敦子のLove your life」をFM AICHI ,Podcast ,Spotify ,Audee で配信中。
著書も多数。近著は『私のからだの物語』(ワニブックス)。ベストセラーには『潤うからだ』(ワニブックス)がある。
@atsuko1705