Beauty 美容日めくりカレンダー

【働く女性の“美”活動】
甘酒や塩麹で、栄養や美容成分をたっぷりチャージ。健康も肌力も底上げに
by 二ノ宮和佳子

「腸活」「眠活」「温活」など、美と健康のために注目されている“◎◎活”。最近では前述の3つに「骨活」「筋活」を加えた、“5活”という言葉も誕生するほど。そこで本企画では、職業や年齢の異なる4名の女性に、“美と健康”を支えるために行なっている活動と、そのアイテムを教えていただきます。忙しい毎日の中で、どんなことを意識して、どんなふうに自分を整えているのか――そのヒントを覗いていきます。

最後は、モデルであり、アパレルブランド「AEWEN MATOPH」のディレクター・二ノ宮和佳子さんです。花粉症や免疫向上など、美容を含めすべては腸内環境と関わっていると思い、腸活を始めたという二ノ宮さん。いろいろなものを上から重ねる前に、内側から土台を整えることが必要と感じ、意識するようになったのだそう。ポイントは、“楽しみながら続ける”こと。今では、買い物をするときは自然と腸活を意識したセレクトになり、家族と一緒に取り組むことができているのだとか。

<左>マルクラ 国産 乾燥白米こうじ〈500g〉¥650 <右>南日味噌醤油 手造り生こうじ

酒蔵で働く人の肌が美しいことから注目されるようになった「麹」。スキンケアに配合されているものも増えてきましたが、私は“食”からも摂るようにしています。

というのも麹は、肌はもちろん、体内にも嬉しい効果がたっぷり。厚生労働省が認めた美白成分のひとつで、シミなどのメラニン生成を抑制し、美肌効果に。さらに、抗酸化作用も期待できるといわれているので肌トラブルの改善や、アンチエイジングにも。そして、血流の改善にも働きかけてくれる体内からの“温活”になり、冷え改善につながります。

私は、生や冷凍、乾燥などさまざまなタイプを試しながら、塩麹や甘酒を作っています。特に甘酒は、「飲む美容液」、「飲む点滴」という名をもつほど、栄養素がたっぷり。肌の健康を整えてくれるほか、麹甘酒に含まれるオリゴ糖は、善玉菌のエサになり腸内環境にもアプローチ。食物繊維も豊富なので体のめぐりもアップしてくれます。

下準備が大変、というイメージもあるかもしれませんが、麹ひとつでこんなにも美容や健康に作用するのであれば、むしろお手軽な気がします。おいしく仕上がると嬉しく、発酵していく過程も興味深いので、料理がますます楽しくなりました。

※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。

Profile

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二ノ宮 和佳子
AEWEN MATOPHディレクター / モデル

18歳より雑誌、広告等でモデルとして活躍。2004年からファッションブランドのプレス、ブランドの立ち上げ、ディレクションを手掛ける。2017年に独立し、ファッションディレクター/モデルとして活躍。現在は、「AEWEN MATOPH」のディレクターをメインに様々なプロジェクトに関わる。

@wakako.ninomiya