Blog大草直子の毎日AMARC

銀座にオープンした 「ロロ・ピアーナ」でギフト探しを♡

銀座四丁目の交差点からすぐ。銀座中央通りに位置する、まるで、スカーフが風にたゆたうような有機的なデザインが特徴の、ロロ・ピアーナ 銀座店。仕事や夕飯の買い物で(笑)、しょっちゅう行く銀座でしたが、まるで美術館のようなこんなストアができていたなんて! 私、なんてぼんやり歩いていたんだろう(笑)。銀座は、私にとって特別な場所。生まれて育った神楽坂から近いのもあり、子供の頃、特別な買い物やクリスマスのプレゼント探しは、いつも銀座だったなあ。あ、林間学校の服は新宿でピックアップしていました♡ そんな小さな頃の記憶をもう1度温めながら、「特別な1年になった」2020年のクリスマスプレゼントを探しに出かけたのが、そのロロ・ピアーナ 銀座店でした。

なめらかで色っぽく。しなやかで柔らかいのに、どこか凛とした印象もある――そんな、ロロ・ピアーナのカシミヤが欲しいなあ、と。「超」上質、「超」繊細で細い毛を使用しているため、ふっくらと軽くて圧倒的に暖かい。色出しが深く美しいのも、上質なカシミヤゆえ。あ、なんでこんなに熱く語るかというと、ヴァンテーヌ時代からの憧れなんです(笑)。

編集者1年目や2年目のひよっこは、撮影のためのリース(ヴァンテーヌは編集者がリース、スタイリング、原稿を全部こなしたので)は小物中心。とは言っても、バッグや靴、カチューシャやポケットチーフ、そして冬はカシミヤのストールなんかは「ひよっこのセンスと審美眼」にかかっていて。コート代わりに、ツイードのジャケットに羽織るミモザ色のカシミヤの大判ストールは、素材も色も、もちろんふっくらとした厚みも。ロロ・ピアーナでなくてはダメだったんです。20代の頃はとてもとても手が出なかったけれど、例年以上に働き、子供のいろいろで何度も心が折れそうになった今年。良いよね、自分へのご褒美も―――。そして共に戦い、走り抜けた夫へも♡

ラグジュアリーな、けれど親しみやすい明るい店内に足を踏み入れると、「探していたもの」はそこにありました。2階のウィメンズフロアも見たかったけれど、エントランスから1メートルで見つけちゃった(笑)。憧れのカシミヤのストール。しかも、イニシャルを入れてくれるエンブロイダリーサービスが♡ 「誰かのためのカシミヤ」が「私だけのためのカシミヤ」に! 書体や糸の色も選べ、贈る自分、そして相手の顔を思い浮かべながら迷う時間も、また楽し♡ だいたい10日前後かかるそうで、その間、今か今かと「待つ」ことも、とてもプレシャスな経験ですね。

ストール/ロロ・ピアーナ ニット/ロートレアモン  デニム/ミラ オーウェン サングラス/チャリアンドコー ピアス/ボン・マジック 時計/祖父から譲られたジャガー・ルクルト ブレスレット/ハム

当日、自分の色はすぐに決定、時間切れ(笑)。そう、自分だけの決断はすぐにできるけれど、人が絡むとね(笑)。すぐに再訪しようと心に決めました。2階も見たいし♡

既に届いたストール。クリスマスを待たずに下ろしてしまいましたが、私が手に入れたのは、コニャックのような深く甘いレッドブラウン。口紅レスの今、口紅の代わりにもなってくれるかも――とセレクトしました。イニシャルは同系色にして、あえて「目立たないよう」に。ストールってね、外出するときに、だけの使い方でなくて良いと思うんです。自宅で少し首元が寒い時、美しい色が必要な時。そんな使い方も良いなあって、毎日愛用しています♡

あ、夫のストールも早く決めに行かなきゃ(笑)!