週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
HolidaySeasonの食卓にあうひと皿、その2回目。
揚げ物は封印している?と言う方もぜひ作ってみてほしい、薄切り肉を重ねて作る、しっとりやわらかなミルフィーユカツ、“ミルカツ”です。
油はフライパンに1センチで。揚げ時間も5分ほどです。柔らかくってしっとり仕上がりますから、カツサンドなどにも。
揚げものって、何かと面倒ですが、揚げたてに勝る旨さなし!なものです。家で作るのがいちばんおいしいと思います。
味はつけていないので、塩とレモンでシンプルに食べてもおいしいし、みんな大好きタルタルソースも合います。こちらのレシピもそえておきます。
ミルフィーユカツ ~生姜焼きの豚肉で
【材料(4人分)】
・豚生姜焼き用 8枚
・卵 1個
【調味料ほか】
・薄力粉 大さじ1
・パン粉(細かめのドライパン粉がおすすめ)カップ1
・揚げ油(植物油) フライパンに1センチほど
【レシピ】
1. 豚肉は半分に切る。ポリ袋に薄力粉を入れて、豚肉を入れ、全体にまぶす。すべての豚肉にしっかりつかなくても、まだらでよい。4枚を重ねる。
2.卵に水大さじ1を加えてよく溶く。パン粉もバットやキッチンペーパーなどにだしておく。(パン粉は足りなくなれば足せばいいので、最初は半量ほど出しておく。)
※豚肉が入っていたプラスチックのバットを洗って使う、パン粉はキッチンペーパーに出す、などすれば洗い物は激減します。
3.フライパンに1センチほどの油を入れて、150度くらいまで熱する(菜箸を入れて気泡がじんわりあがってくる、またはパン粉を入れると、ふわっと上がってくる)。2をそっと入れて、3分揚げ、返して2分揚げる。
※あまり深く考えずに、時間で揚げるのがおすすめ。
※付け合わせに、塩と胡椒で炒めたインゲンを添えました。揚げ物で残った油を使って炒めます。
【タルタルソースの作り方】
ゆで卵2個は、カラをむいてボウルに入れる。マヨネーズ大さじ1、ヨーグルト大さじ1、レモン汁1/6個(くし形1切れ)分、塩ひとつまみを加えて、フォークなどでつぶせば、完成。
※季節のカキフライにも~。
Naoko’s comment
こ、これ、中坊の大好物になるはず(笑)。小麦粉も、まだらで良いし、肉のプラスチックトレイを使って良いのね♡ああ、りこさん大好きよ! そう、確かに揚げ物は家で、が一番美味しい! 大晦日にやろうかな(笑)。
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。旅好きで、最近は特に台湾ラブで、この10月には新刊『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)を刊行。台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)や、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)、と合わせてお楽しみください。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
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