この年末年始はどこにも行かずお家でのんびり、という方も多いのではないでしょうか。そんなお家時間のお供に、年末年始特別企画『大草直子の一問一答』を約3週にわたってお届け。みなさまからお寄せいただいたご質問に、大草直子が真剣にお答えします!
いよいよ最終回。今回も「人生編」をお届けします!
Q.現在32歳。ワーキングマザーです。スタイリストのお仕事に強く興味をもっているのですが、何から始めればよいのかわかりません。 何かアドバイスをいただけたら幸いです。
A.「強み」「何を伝えたいのか」「スタイリストとしてのゴールは何か」をよく考えてみてください。
年齢に限らず、スタイリストになる場合は。素直さ、体力、コミュニケーション能力が必要だと思います。今まであれば、①フリーのスタイリスト事務所に所属して、既に活躍しているスタイリストのアシスタントになる ②自分の目指すスタイリストに直接連絡をして、アシスタントになる――というのが定番のルートでしたが、もしかしたら ③SNSでスタイリングをアップし、そのままスタイリストになる なんていう道もあるかもしれません。学ぶことは正直あまりないと思いますが、「強み」「何を伝えたいのか」「スタイリストとしてのゴールは何か(ブランドを立ち上げる、やテレビドラマのスタイリングを手掛けたい……など)」をよく考えてみてください。フリーランスだからこそ、の時間のやりくりのむずかしさなど、決して簡単な仕事ではありません。ただし、覚悟があれば、とてもやりがいのある仕事です。
Q.大草さんは、老化とどのように付き合っていこうと思われていますか?
A.私、今まで「年齢は記号。気にしたことはない」と言っていましたが、訂正します(笑)
気にしています。少し恐れもあります。ただし、恐怖に支配されないように、と思っています。先日大好きな友人がこう言っていました。彼女はボトックスやハイフ、膣のレーザー照射など、さまざまな「プチ医療」をやっていて、私にもいつも薦めてくれるのですが(笑)。あまり、実行したことはなく。ただし、ハイフは受けました。「法令線や全体的なたるみが気になる!」と彼女が私にはっきり言ってくれたので! その、美しくエネルギッシュな友人は、このプチ医療を「自分が自分でいるためにやっている」と言っていました。誰かと比べることもなく、昔に戻りたいわけでもない。自分が心地よくあるために――というのは、ものすごく腑に落ちました。私がやっているホットヨガ。1か月に一度のバラカスパでのマッサージ。そしてシャンプー&コンディショナーにお金をかける(明らかに髪質が良くなったのが、今使っているジョジアンヌ・ロール)、歯のホワイトニングなど。私も「自分が自分であるために」必要なことにはお金と手間を掛けようと思っています。負け惜しみではなく、だからこそ、大人の女であることは楽しい! と実感しています。

Q.自分を愛するということが、いまいちよくわかりません。具体的な方法も。自分を大切にする、自分を愛するということは、どういうことでしょうか?
A.自分を信じる、ということです。
自分を褒めてねぎらってあげることから始めましょう。「これができなかった」「ああすれば良かった」ではなく、「おつかれさま」「よく頑張った」と言ってあげるだけ。お金や時間がかかることではありません。自分を信じることができれば、文字通り、「自信」がつきます。それは、また戻って「自分を愛すること」になるのです。言葉だけではなく、できるだけ自分に触って、触れてください。AMARCのレッスン1回目でCHICO SHIGETAさんが、「セルフマッサージは自立の一歩」とおっしゃっていました。お風呂上がりに、ボディオイルやクリームを使って全身をマッサージ&保湿。そのことで、手のひらから「私は私を大事にしています」というメッセージが伝わり、自分の足で立つ――自立ができるのです。子供やパートナー、友人は褒めるのに、自己評価が低い人がいっぱいいます。あなたは頑張っている。あなたはあなたのままで素晴らしい。私からもお伝えしますね。
約3週にわたってお送りしました、一問一答、いかがでしたでしょうか。ファッションからインテリア、人生などなど、たくさんの質問をお寄せ頂きありがとうございました。プレミアム会員の方は、「大草直子に質問!」にて常時質問を受け付けております。「AMARC RADIO STATION」で大草直子が声でお答えさせていただきますので、ご質問やお悩みなど、お待ちしております!