週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
マリトッツオ、流行っていますね。イタリア生まれの、“菓子パン”かな。私はローマで、イイ感じのおじさまが朝から苦いエスプレッソと共に、幸せそうに召しあがっているのを何度か見ました。
ちょっと怖くなる? でもそそる? 生クリーム! 砂糖漬けのフルーツが入った甘さ増量の強者にも出会いました。
ブリオッシュとクリームがあればおうちでも簡単にできます。しかぁーし、AMARCのこの連載は、身体リセットレシピなので、罪悪感少し低めに、アボカドと豆腐のクリームバージョンをご紹介します。
このクリームはロールケーキやワッフルにも合いますよ。動物性の油脂ゼロですが、驚くほどコクがあって満足感大なヘルシークリームです。ブリオッシュが見当たらなかったら、柔らかい丸パンで。
アボカドクリームのマリトッツオ
【材料(2個分)】
・アボカド 1個
・豆腐 (絹)半丁
・ブリオッシュ 2個
【調味料ほか】
・グラニュー糖 大さじ1(白い砂糖で作ったほうが色がきれいです)
・塩水 適量
【レシピ】
1.豆腐はキッチンペーパーに包み、10分ほどおいて水けを少し切る。アボカドは皮をむいて4,5等分し、塩水(5%くらいの)につける。
2.アボカドの水けを切り、豆腐、砂糖と共にフードプロセッサーに入れてスムーズになるまで、かくはんする。
3.ブリオッシュに斜めに切りこみを入れる(写真参照。真横に入れるとクリームが入れにくいので、斜めに)。2のクリームをたっぷり入れて、ナイフで表面を滑らかに整える。
※ブリオッシュにラム酒を小さじ1ほどしみこませておくと、大人っぽい味わいに。
※今回は少ししっかりめのクリームにするために豆腐の水けを切りますが、ロールケーキの中に巻いたり、パンケーキに添えたりする場合は豆腐は水を切らなくてもOKです。
※アボカドクリームは冷蔵庫で1日保存可能。表面にぴたっと落としラップをして保存する。それでも表面は色が変わりやすいので、使う時に薄くとってよけるか、ほんの少しなら混ぜれば目立たなくなります。
Naoko’s comment
な、な、なにー! この美味しそうな物体(笑)。しかもヘルシー、罪悪感ゼロ。アボカド、家にたくさんあるの。作る! すぐに。レシピ、長女のひなこに送りました♡作る! いや、作ってほしい。
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。また、旅好きで、最近は特に台湾ラブ。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)と台湾に関する書籍も多数。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
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