週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。

この時期になると、九州から北海道まで、新豆が出そろいます。店頭にも「新豆」とシールが張られた小豆や金時豆、花豆が並んでいるはず。
豆はともだちになっておくと、日々の食卓を、強い味方として助けてくれます。茹でてそのまま食べてもよし、甘く煮てもよし、塩味もよし。いずれも冷凍保存可能です。
ゆで方はおおむねどんな豆でも同じ。今日は金時豆のゆで方をご紹介します。ほんのり甘くして、朝のヨーグルトやトーストに添えたり、砂糖や味醂代わりに煮物に入れてもいいですよん。
豆をゆでる ~ ゆで甘金時豆
【材料(作りやすい分量)】
・金時豆(新豆・乾物) 300g
※200gでもゆで方は同じです。砂糖の量を勘案してください。
【調味料ほか】
・水 1.5〜2L ※鍋の大きさにもよります
・きび砂糖 80g
【レシピ】
1. 金時豆は洗って、かぶるほどの水(分量外)につけて一晩おく。中火にかけ沸いたら2分ほど煮て、その煮汁は捨てる。
2. 1に1.5〜2Lの水を入れる。(豆が完全にかぶる量)中火にかけ、沸いたら蓋をして少し火を弱めて、豆が完全にやわらかくなるまで1時間じっくりゆでる。(途中煮汁が足りなくなったら足す)
3. 豆に対してゆで汁をひたひたになるよう調整する(★多い分は取り分ける)。熱いうちにきび砂糖を加えて全体を混ぜて溶かす。そのまま冷ます。
※冷めたら、3日で食べきる分は冷蔵庫へ。それ以外は冷凍保存する。
※★は湯で割って飲むとよい。
※小豆の場合は、ゆで時間は40分ほど。必ず、鍋のいくつかの場所から1つとり、流水で少し冷まして指で触り簡単につぶれるくらいまでまんべんなく柔らかくゆでる。
※砂糖は控えめです。塩味にする場合も、砂糖を入れるタイミングで塩をいれてください。味がついている方が日持ちします。
Naoko’s comment
豆を煮る! 今まで煮豆しか買ったことなかった。寒くなると、なぜかお豆さん、食べたくなりますよね。不思議ね。少し甘くして、朝、トーストに乗せても良いかも。冬の朝ごはんのバリエーションが増えますね!
Profile

山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。また、旅好きで、最近は特に台湾ラブ。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)と台湾に関する書籍も多数。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
Instagram @yamawakiriko