
3人の子供がいます。長女は21歳。既に女友達のような感覚で、Z世代特有の「距離感」と「俯瞰での視点」で、さまざまなことを教えてくれたり指摘してくれたりします。ジェンダーのことやルッキズムの話、政治の話なんかも、いつも驚きや発見があります。離婚や再婚など、人生の苦楽(笑)を共に走ってきたからか、「親子」というより「同志」という感じがするのも新鮮です。
長男は16歳。1人男の子です。彼が小さい頃は、私も夫も多忙を極めていて、彼の友達を自宅に呼んだり、なんていうことはほぼできなかったなあ、と振り返っています。なかなかにはっきりしていて、中2で留学したい、と1年間単身アメリカへ。ベネズエラと日本のダブルアイデンティティですが、アメリカではいじめや差別にも遭ったようで、帰国したら、急に大人っぽくなってびっくりしました。
次女は11歳。反抗期真っただ中です(笑)。誕生日が同じなだけに、お互いに似ていて「客観的」に見ることができず、衝突することもしばしば。上2人の子育てを駆け抜け、今また、彼女と共に「自分を知る、理解する、気づく」ことをやっている気がします。
3人もいると、誰かの学校に呼び出されたり、体調を崩したり、友達とのトラブルを聞いたり、反抗期が来たり。その度に、夫と話し合ったり、時に家族会議をしたり。こうした大変なことは、ないに越したことはないのですが、「THING HAPPEN FOR REASON」起きるすべてのことには意味がある――。渦中にいるとなかなかそうは思えませんが、今まで生きてきた経験で、これは本当だな、と信じることができるので、お守りのようにしています。子育ては、私にとって人生の修行。学びと気づき――の連続です。