週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
イタリアの緑のソース、サルサヴェルデは、イタリアンパセリにアンチョビなどを加えて攪拌(かくはん)して作りますが、こちらはパセリと、すこしツンとくる貝割れを、みじん切りにして、つくります。手に入りやすい材料で簡単に。
鰺は初夏に向けてぐんぐんおいしくなる旬の魚。薄―く粉をはたいて焼くと皮がはがれにくく、型崩れせずにきれいに焼きあがります。ソースは鯵以外にもいろいろ使ってみてください。
鰺のサルサヴェルデ
【材料( 作りやすい分量)】
・鰺(三枚おろし) 4切れ(2尾分)
・パセリ 3枝(30g)
・貝割れ大根 1パック(小)
【調味料ほか】
・塩 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ4
・コショウ 小さじ1/3
・小麦粉 大さじ1
・植物油 小さじ2
【レシピ】
1. パセリと貝割れ大根は洗って水気をしっかり拭いてから、みじん切りにする(少し粗めでOK)。耐熱ボウルに入れて、塩を加えて、ふわっとラップをかけて600wで1分半加熱する。具材をスプーンなどで抑えて、水気を軽く切って捨ててから、オリーブオイルとコショウを加えてざっくりまぜる。
2. 鰺は、心に余裕があれば、骨抜きで骨を抜く。皮側に小麦粉を薄くはたく。
3. フライパンに植物油をひき、中火にかけ、2を皮目を下にして並べ、焼く。皮目がぱりっと焼けたら返して、両面焼く。皿にのせて、1をたっぷりかける。
Naoko’s comment
まあ、目にも鮮やかなひと品♡鯵は安くて買いやすいから好き(笑)。偏食の末っ子も食べる、数少ない魚。ソースは、いろいろアレンジしても良さそうですね。長女に作ってもらおうかな。
Profile
山脇りこ
料理家。旬を大切にした昔ながらの家庭料理に、海外生活や旅で得たエッセンスを加えて、“作る楽しみ”とともに提案している。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。また、旅好きで、最近は特に台湾ラブ。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、台湾の歴史やおすすめの本なども紹介しているガイド本「食べて、笑って、歩いて好きになる、おとなのごほうび台湾」(ぴあ)、“新しいオニギリ”が楽しい「台湾オニギリ」(主婦の友社)と台湾に関する書籍も多数。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。テレビ、ラジオ、雑誌ほか、『いとしの自家製』『明日から、料理上手』など、著書多数。
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