週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
冬から始まった柑橘系の旬もいよいよ終盤に。
ともあれ、この時期においしい柑橘もあります。今回は、美生柑(みしょうかん。なんてステキな名前)を使って、持ち寄りにもピッタリのゼリーをご紹介します。思いのほかカンタンなので、ゴールデンウィークに、さくっと作ってみませんか?
ニューサマーオレンジや夏みかん、ネーブル、そしてグレープフルーツなどでも。果汁が入った液体 約200 mlに対して粉ゼラチン5gと覚えておけば、応用できます。
美生柑ゼリー
【材料(半割にして4人分)】
・美生柑 2個
・粉ゼラチン 10g
【調味料など】
・水 大さじ2(ふやかす用)
・砂糖 大さじ2
・白ワイン 大さじ2
・果汁と水 合わせて、350ml
【レシピ】
1. 美生柑は上部1cmほどを切り、中身をくり抜く。皮に沿って少しナイフを入れるとくりぬきやすい。くり抜いた中から、キレイめな果肉を3、4切れ分取りだし、底に入れる。
2.果肉の,残りは全て2重にしたキッチンペーパー(またはさらし)に包み、ぎゅっと果汁を絞る, ここに水を加えて、350mlにする。
3. 耐熱ボウルに粉ゼラチンを入れ、水大さじ2をかけてふやかす。完全にふやけたら、ここに2と砂糖を加えて、ラップをかけ600ワットの電子レンジで1分半加熱する。ゼラチンと砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜて1に入れる。冷蔵庫で冷やし固める
※3時間ほどで固まります。完全に固まってから半分に切ってください。もちろん、1個まるっと頂くのも幸せです。
Naoko’s comment
美生柑!本当に素敵な名前。ビタミンも、たっぷり摂れそうです。甘いものがあまり得意ではなく、ディナーの後も、食後酒に走るのですが、ゼリーなら頂けそう。そして、作れそう(笑)。子供と一緒に作っても良さそうです!
Profile
山脇りこ
料理家。最新刊は「50歳からのごきげんひとり旅」(大和書房)。50歳からゆるりとはじめた、自分を満たすひとり旅について綴った初の書下ろし本。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。「きょうの料理」「あさイチ」(NHK)などのテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で家にある調味料でできて作りやすく、気取りすぎない、食べあきない家庭料理を紹介している。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、『いとしの自家製』(ぴあ)、『明日から、料理上手』(小学館)、『1週間のつくりおき』(ぴあ)など著書多数。
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