週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
イタリアトスカーナの郷土料理パンァネッラをご紹介します。
私たちが冷たいご飯をおかゆや焼き飯にするように、硬くなったパンを上手に使う料理があります。パンツアネッラもそのひとつで、硬くなったパンを使ったサラダです。酸味を効かせるのがポイント!
夏野菜のパンツァネッラ
【材料(2人分)】
・トマト 1個
・なす 1本
・アスパラガス(細めのもの)2本
【調味料など】
・硬くなったパン 1cm厚さのバゲット2枚分ぐらい(パンの種類は何でもOKです)
・酢 (レモン汁でも、バルサミコ酢でもそれぞれの味わいになります) 大さじ1
・塩 2つまみ
・オリーブオイル 大さじ1
【レシピ】
1. なすは縞目に皮をむいて1.5cm角に切る。アスパラは1cm幅に切る。フライパンにオリーブオイルを引いて、2つを入れて、塩ひとつまみをふり、茄子がしんなりするまで炒める。
2.パンは軽くトーストして、1.5cm角に切りる。ボウルに入れ、1を熱いまま加え、酢、塩ひとつまみを加えて、さっくり混ぜ、そのまま冷まします。
3. トマトはヘタを取ってざく切りにします。2に加え全体を混ぜ合わせます。冷たく冷やしたほうがおいしいです。
※みじん切りしたパセリを散らしました。野菜は、このほかピーマやセロリ、きゅうりなど残り野菜をいろいろ使って作ってみてください。
Naoko’s comment
たくさん旅をされているりこさんだからこそ、の皿上の美しい景色です。パン固くなります。切なくなります。フレンチトーストくらいにしかできなかった(泣)。昼の泡にも良いですね!
Profile
山脇りこ
料理家。最新刊は「50歳からのごきげんひとり旅」(大和書房)。50歳からゆるりとはじめた、自分を満たすひとり旅について綴った初の書下ろし本。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。「きょうの料理」「あさイチ」(NHK)などのテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で家にある調味料でできて作りやすく、気取りすぎない、食べあきない家庭料理を紹介している。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、『いとしの自家製』(ぴあ)、『明日から、料理上手』(小学館)、『1週間のつくりおき』(ぴあ)など著書多数。
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