週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。

能登、輪島は何度も旅して癒された場所です。被災された方々、ご家族に心からお見舞い申し上げます。そして、炊き出し支援を続ける私も大好きな「villa della pace」をはじめ、七尾、輪島、そして金沢のお店のシェフ、スタッフのみなさま、おつかれさまです。食べることはやはり力の元だと思います。今は何もできませんが、落ち着いたら必ずみんなで伺います。
さて、今回は保存のきく“塩ゆず”をご紹介します。年が明けて、お求め安くなっている名残のゆずを見かけたら作ってみてください。
シンプルに、これだけを細めのパスタにからめて、オリーブオイルをかけていただくのもおすすめです。炊き立てのごはんにまぜておにぎりにも。スナップエンドウやジャガイモを和えてもよし、クリームチーズとまぜてカナッペにしても〇。白ワインはもちろん冷たい日本酒にもよく合います。
塩ゆず
【材料(作りやすく使いやすい分量 )】
・ゆず 1個
・塩 小さじ1
【レシピ】
1. ゆずは、ヘタを取り、半分に割り果汁を絞る(この果汁は3で使う)。種を取る。
2. 小鍋に湯を沸かし、1の絞った皮(白いわたの部分も)を入れて1分ほど茹で、鍋から上げて冷ます。水気を拭き取る。
3. 2をみじん切り(またはフードプロセッサーで、あらめにかくはんする)にして、 果汁と塩を混ぜる。
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*保存は、冷凍で1ヶ月。オリーブオイルを加えてもおいしいです。写真はスナップえんどうを和えて、パラリと塩とオリーブオイルをふったものです。
Naoko’s comment
りこさん、本当に北陸には美味しいもの、美しい人や景色があります。私も必ず、落ち着いたら訪いたい場所です。不安や恐怖の中を過ごしている方々に心を寄せて。
ゆず、今まさに冷蔵庫に眠っているので作ってみたい! 目にも眩しいフレッシュなイエローで、食欲も進みそうですね!
Profile

山脇りこ
料理家。最新刊は「50歳からのごきげんひとり旅」(大和書房)。50歳からゆるりとはじめた、自分を満たすひとり旅について綴った初の書下ろし本。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。「きょうの料理」「あさイチ」(NHK)などのテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で家にある調味料でできて作りやすく、気取りすぎない、食べあきない家庭料理を紹介している。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、『いとしの自家製』(ぴあ)、『明日から、料理上手』(小学館)、『1週間のつくりおき』(ぴあ)など著書多数。
Instagram @yamawakiriko