
以前もご紹介したのですが、今回もいたく感動したのが、レストラン「THE JOHRI」。ジャイプールの喧騒から一歩入った場所にあるのですが、これが、本当に素敵。マリー・エレーヌ・ドゥ・タイヤックで有名なタイヤックファミリーが作ったホテルで、モダンフレンチテイストがそこかしこにちりばめられ、どこにいるかわからない「異国感」がある魅力。

ベジタリアンメニューしかなく、お料理はあっさりしていて、独創的で美味。インドのレストランには珍しくバーも併設しているので、食前後に一杯頂くこともできます。私たちが伺った日も、超満員。私たちの後にも一組入っていたので、途中バーに移動したくらいでした。ブティックホテルのダイニング、という位置づけなので、レストランから続くホテルに宿泊することもできるのですが、相当前に予約しないと難しいとのことでした。


行きたくなるでしょ? ただね、舗装されていない大通りに車を止めてもらって、うぅぅぅ、ごみやら何だかわからない生き物? が山積みになり、もちろん物乞いもいるし、屋台からはもうもうと湯気が立つ小路を抜けて行かなくてはいけないので、ちょっと覚悟が必要です。万が一、ものすごい渋滞で、車を大通りの反対側に停められると信号もないし、通りにはスクーター、バイク、車、トラック、トゥクトゥク的な乗り合いバス、牛(インドでは牛は神様)、時に馬車、そして人間がひしめき合い、どうやってこの無秩序の中を進めば良いのだろう――と途方に暮れるし、事故になりかねないので、小路前までは絶対に連れて行ってもらったほうが良いです。


バッグを抱え、雨季のジャイプールのでこぼこ道を小走りに進み、たどり着くので、感動もひとしおなんですよね。もし、ジャイプールに行かれる方はぜひ。そうそう、インド在住の日本人、インド人にも聞きましたが、移動はプライベートドライバーで。よもや乗り合いバスや鉄道には乗らないほうが良い、とのこと。階級社会のインド、移動手段もはっきりと分かれているのだそうです。これから訪印する方、いろいろ調べてから行くことをオススメします!