Blog大草直子の毎日AMARC
この仕事が大好きなのは、「わあ♡」と目が♡になる瞬間がたくさんあること。それは、袖を通した1枚の服があまりに素敵だったりする時や、世代や性別、肩書関係なく、「話してみたい、もっと知りたい」と思う人に会えたタイミングだったりします。
例えば、同じ業界にいながら今までお目にかかれなかった、けれどここ数週間で2回も会えた植田みずきさんのように。みなさんご存じだと思いますが、19歳でショップ店員としてキャリアをスタートさせ、その後、マウジーやスライなどの立ち上げに関わり、今は、エンフォルド、ナゴンスタンスのクリエイティブディレクターを務められています。手掛けられる服は大好き♡ 私より1世代下。同じ業界にいながら、行き会うことがなかった不思議さよ。
リアルに売り場を見てきた強さ、新ブランドをゼロから立ち上げ、推し進める、豊かな想像力と、そしてビジネスセンス。新しい時代の、「働く人」だなあ、と思います。そしてもちろん、魅力なのは、そのスタイル。
この日も、鎌倉の極楽寺近くのヴィンテージショップで買った、というサンタクロースがプリントされたユーズドのトレーナーに、エンフォルドのビッグシルエットのジャケットを重ねていました。そしてゆるっとしたパンツに合わせたのはスニーカー。これこれ。このdown to earth(地に足の着いた)スタイルは、彼女が生きてきた道、見てきた景色。ファッションって、良くも悪くも、着る人の人生観やキャラクターを表します。ふう、良い日だったな。今日も、おしゃれして頑張ろう(笑)。
STYLING ITEM
コート/マッキントッシュ
レギンス/ルル・レモン
ブーツ/ネブローニ