Blog大草直子の毎日AMARC
「自分を尊いと思う心、自尊心」を育てることは、大切な自分軸や自己愛をクリエイトすることにとても良い条件な気がしますよね。でも、自尊心の育成には、何かを達成することや成功することが必要になります。なので、違う言い方をすると、何かを達成しないと自尊心を持ち続けることは難しいというわけです。そうすると、何が起こるのか? 自分がどれだけ人より優れているかを示す、人の評価ばかりが気になる承認欲求がどんどん大きくなる傾向が出てくるのです。こういう人は、人と常に自分を比べて、自分が上でいないと幸福感を感じにくくなります。なんだか聞いているだけでも疲れてしまう生き方ですよね。
逆に、「自分への慈悲(セルフコンパッション)」は、何もしなくたって、何を変えなくたって、そのままの自分であることに満足し、感謝し、受け入れられていること。セルフコンパッションを持てている人は、正直、人生に何が起こっても大丈夫。自分が自分の一番の味方・理解者であるので、人間関係で何かあっても自分を見失わないし、挫折を味わっても、そのことで自分をダメだダメだとジャッジすることがない分、早く立ち直れるのです。
みなさん、自尊心の代わりに、このセルフコンパッションを育ててみませんか? 特に子育てをしている方、是非お子様のセルフコンパッションを伸ばしてあげてください。
来週は、実際にどうやってセルフコンパッションを育てるのか、具体的な例をあげて説明していきたいと思います。
Profile
Yoko Concepcion Okusa
2011年からマウイ島、オアフ島でプエルトリコ系アメリカ人の夫と、男の子2人の子供たちと大自然に触れながら暮らす。AMARCを主宰する、大草直子の実妹。2020年にカリフォルニアに移り、今はサンディエゴ在住。2014年から、その人に必要な天然石やチャームをカスタマイズして作るお守りアクセサリー「4L(フォーエル)」を始める。今は4Lを展開しながら、クライアントとその人のハイヤースピリットと対話する「ハートを開くセッション」を開始。今後オンラインセミナーなども予定している。
Instagram:@4l_amulets_hawaii_