Blog大草直子の毎日AMARC
2025年が始まって、まだ2か月くらいしか経っていませんが、なんか、今年はいろいろなことが起きそうな予感がします。あ、占い的を言っているのではなく、覚悟、とでもいうのでしょうか。強い風が吹き、さまざまな価値観がひっくり返り、パンドラの箱が開いて見えなかったことが見えるようになる、とでも言うのでしょうか。吹き飛ばされないように、静かに自分の根を張り、しなやかに存在しないと、と思っています。何をすれば、そう「いられる」のか、がしばらくよくわからなかったのですが、最近やっていることをご紹介しますね。
まずは、SNSを見る時間を半分以下にする。寝る前やカフェでのお茶時間、なんともなしに、見ていたSNSをやめました。特にベッドに入ってから。代わりにすることは、とにかくゆったりすること。スマホでつながる世界を手放し、今いる自分の空間や時間に集中するだけです。「コーヒーの良い匂いがするな」「明日は晴れるかな」そんなことで良いのかな、と思っています。
そしてもう1つは、仕事など、やらなくてはいけないタスクはおいといて、食べるもの、飲むもの、会う人、着る服、選ぶ言葉——「Do I want?」と必ず聞くように。Yesであれば良いけれど、Noであるなら、やめたほうが良い。お母さんは、子供に「何食べたい?」と聞くけれど、自分には聞かなかったりする。すぐにできるけれど、実は忘れがちなこと。
あとは、新しいことをやる。過去の書籍『飽きる勇気』でも、こう書いています。「何割かしかない、超得意なことを伸ばしていったほうが良い」私自身もそうです。ほとんどのことが不得意。けれど、ものすごく得意なことが少しある。52歳、このキャリアを29年続けているからこそ、それはそれははっきりしています。
ただし、同時に思います。3年続けた得意なことは、すでに「普通のこと」。「普通のこと」を「得意なこと」だと思ってしまうと、ややもすると惰性になったり、傲慢さが顔を出します。では、どうしたら良い? 新しいことをやるのです。わずかな新しさでも良い、やり方、関わり方、自分の気持ちの持ち方。新しさを追求すると、再び謙虚になり、さらにワクワクした気持ちが自分を盛り上げるのです。AMARCでも、常にそれを心掛けています。大きなプロジェクトではなかったとしても、発するメッセージ、YouTubeの作り方、イベントやインスタライブの内容など。
今までもそうでしたが、強風が予想される今年、特に気を付けていこうと思っています。みなさまも、吹き飛ばされないように、流されないように、どうぞ、健やかで折れない根を張ってくださいね。