Blog大草直子の毎日AMARC

【人生の地図】人付き合いはほどほどに / Take it easy on relationships with others Yoko.C.Okusa


私の場合、特に、夫や子供たちの問題になると、まるでそれが自分に起きている問題のように勝手に感じてしまい、こうすれば間違いなく解決するから教えてあげなきゃ!と熱くなりやすい(苦笑)。でも、一歩下がって、「話したい?大丈夫?」とだけ聞くようにしています。答えがyesならもちろん聞き役にまわり、押し付けない程度の提案をします。答えがnoなら、すごく我慢して(笑)、しばらく様子をみます。それは、相手を信じることでもあるのだと、学びました。

私、性格上、人が苦しんでいると放っておけません。 この性格は、ライフコーチやカウンセラーとしての仕事面ではとても良いものなのですが、プライベートでそれをやってきたことで、自分自身、大分苦しみました。特に、愛している人が問題を抱えていると、その痛みを自分の中で感じるので、できることは全部やってあげたい、と思ってしまっていた。でも、ここ数年でこれは大きな間違い、いや、私の勘違いだったことに気づいたのです。

人の問題を代わりに解決してあげることは、後で「あの時にあんなにやってあげたのに」という見返りを求めるようにもなってしまったり、相手がアドバイス通りにしないと、「そうではない」とコントロールしたくなるものなのです。もちろん、こちらは愛を持ってやっているつもりなのですが、結果的に、自分のエゴを満たすためにやっていたり、相手が何かを学べる機会を奪ってしまっているのです。

それでは、愛する人たちと良い関係を持続させるためにはどうしたらいいのでしょうか?

答えは、関わりすぎないこと。これは、冷たいということではなくて、お互いのスペースを尊重することなのです。なので、私は、愛する者達にとって”自分が必要な時にいつでもそこにいてくれる人”になろうと決めたのです。過度に詮索しすぎず、相手が必要な時には手を差し伸べる。その時に注意することは、まずは自分のエナジーがどんな状態なのか確認すること。相手の問題に引きずり込まれてキツイな、ということであれば遠慮なく線引きをしましょう。

親しき仲にも礼儀あり。親しい仲だからこそ、礼儀を持っていくことが良い関係を持続するコツではないでしょうか。




Profile

Yoko Concepcion Okusa

2011年からマウイ島、オアフ島でプエルトリコ系アメリカ人の夫と、男の子2人の子供たちと大自然に触れながら暮らす。AMARCを主宰する、大草直子の実妹。2020年にカリフォルニアに移り、今はサンディエゴ在住。2014年から、その人に必要な天然石やチャームをカスタマイズして作るお守りアクセサリー「4L(フォーエル)」を始める。今は4Lを展開しながら、クライアントとその人のハイヤースピリットと対話する「ハートを開くセッション」を開始。今後オンラインセミナーなども予定している。
Instagram:@4l_amulets_hawaii_