Blog 大草直子の毎日AMARC

丸山敬太さんと、
渋谷でいろいろ密談を(笑)

ご縁があるのか、さまざまなところで偶然お会いすることが多い丸山敬太さん。はい、ご存じの「KEITA MARUYAMA」のデザイナーです。美しいプリントや、繊細なディテール。とてもとても素敵な服だな、と思いながら、なかなかトライすることができずにいたブランドです。

けれど、先日の大阪への「マヤの推し活旅」でいよいよ、ファースト「KEITA MARUYAMA」と出会い、お迎えしたのが、バックにかなり大胆にスリットが入ったジャケットです。麻、といっても大麻から採れる特別な麻で、カシミヤのようなしなやかと柔らかさをもった素材。繊維用の大麻なので、毒性のある成分は全く入っていませんのであしからず。

見た瞬間にハートを射抜かれた1枚で、ベアトップのワンピースに重ねたり、昨日、敬太さんにお会いするときには、白のタンクトップにシルクのパンツとコーディネートしました。ゆっくりお話しするのは初めてで、どういう経緯で今のブランドができたのか、そして、デザイナー丸山敬太として、どんなブランドをリスペクトしているのか――など、深い話もたくさんしたのですが、この写真、良く見てみて。2人で真剣に話す横に写っているのは、盟友永谷亜矢子(あやちんは敬太さんと仲良しで、昨日の会をセッティングしてくれました♡)のお土産。このマヌル猫をどうしても見たくて、那須どうぶつ王国まで行ってきたのだそうで。中は、実はお菓子が入っています。なかなかシュールな絵ですよね。

いやあ、敬太さんのお話し、面白かった~。そして膨大なアーカイブも見せて頂く約束をして、昨晩は別れました。私の中では、描くプリントや使う素材の細やかさから、「日本のイザベル・マランだな」と思っていましたが、ご本人が好きなブランドは「ラルフ・ローレン」だそう。「生活に根差した服作りに、強く共感する」と。なるほど~。服を何十年も作ってきたご本人から、こうして話を聞けるのは、どんな時もワクワクします。同時に、もう少し深く知りたい、伝えたい、と思うのは、私が長年編集者だからですね(笑)。