Blog 大草直子の毎日AMARC
ピモンテは、フランス語でスパイスの意味。だからでしょうか、インドの風景にピタリ、はまります! 先日の「これ、すごっ」でご紹介した、ベビーリネンのエコバッグはすぐに完売してしまいましたが、他にもたくさん、インド出張に持ってきましたよ。←秋冬はベロアのバッグがローンチするそう
例えば、フランスのブランドのポーチバッグ。ディレクターのリーホーミーがドバイのセレクトショップで見つけた、モロッコメイドの1つ。2匹のパンサー、黒×ゴールドが、まさにピモンテのイメージ。実は、スイムウェアのブランドだから、タオル地なんです。結構マチもあるから、ポーチとしても、クラッチとしても使えます。私、トックのシルクコットンのカーディガンも入れて、持ち歩いています(笑)。これ、インド人にも、相当褒められました♡
そして、シルバーの太リング。薄いのと、ハーフオープンなので締め付け感や痛みはなく、付けやすい。さらに、もちろん上下、どちらの向きでも使えるのですが、関節に当たる部分が、少し盛り上がったデザインなので、指の可動域も完璧。この旅中、ずっとはめていました。ちなみに、チャーム付きネックレスと、黒のエナメルにパンサーをかたどったリングは、大草直子×ピモンテのコラボレーションアイテムで、12月頭に発売予定です。
いよいよ帰国の日を迎え、朝焼けが美しいジャイプールの街を、空港へ向かいました。実は、昨日27日は、頭がゾウで体が人間の、ガネーシャのお誕生日。ガネーシャを祀るお寺の周りは、日本で言う夏祭りのような賑わいで。老いも若きも、ワクワクしていて、そのバイブスが、あらゆる通りをカオスにしていましたが、今朝は、信じられないほど静かでした。長い竹箒で道を掃く人がそこかしこに。祭りの後の余韻を一心に履き清める人を見て、今回お世話になったドライバーさんが言っていたことを思い出しました。「大学を出ても、インドは職がない。カースト制度で、掃除夫は、生まれてから死ぬまで掃除夫。けれど、その上のカーストに属する人も、仕事がなくて、掃除夫をしている、僕の息子も、5歳の子供をもつ父親なのに働き口がないんだ」
温かくて厳しくて。美しくて、嫌になるほど汚くて。正しいと同時にあり得ないほどずるい。豪華さと貧困、光と影。
インドにあるのは、人間のさまざまなリアル。ここには、本当しかないし、ごまかしは効かない。「わたし」を、まざまざと突きつけられ、疲れるし癒される。
今回も、なかなかに濃い滞在でした。インドのムードを連れて、日本に帰ります。
ありがとうございました。