Blog 大草直子の毎日AMARC

「元夫」とも、やっと
普通に話せるようになった誕生日会

9月13日、無事に53歳になりました。そして、我が家の暴れん坊キャット、末っ子のマヤも15歳に。そう、私たち、誕生日は同じ日で、毎年「ママは何度も祝っているんだから、この日は私だけをお祝いしてね」と厳命されているので、この日の場所や時間、すべて彼女のリクエスト。オーガナイザーであるダディに頼んだのは、「夜景がきれいで、映える場所」(笑)。日本橋にあるマンダリン オリエンタルホテルのイタリアンダイニング、その名も「ケシキ」。38階に位置するから、借景がすばらしく、晴れている昼間なら富士山も見えるらしい。そして! お手洗いからの景色もすごくって。東京スカイツリーがどーーーん、真ん中に。そう、手洗い台のその向こうは、大きな窓で、ここからも夜景が臨める。見渡すと、ブルーの「東横INN」のマークがあまりに多くてびっくりしたけど(笑)。

家族5人が、7月のリオの誕生日以来集まり(あ、先週も会ってるけど)、それぞれ勝手なことを話したり、誰もあんまり人の話を聞かずに自由にしていたり。マヤはずっと写真を撮るのに夢中だし。このバラバラな感じが、我が家だよな、と思いながら、最後、お互いハグをして、「来月また集まろうね」と解散しました。子供の留学を機に、アメリカと日本で別居をしてから3年。それから一度も一緒に住むことなく、昨年私とチャーリーは離婚したわけですが、なんか、ここ数回のミートアップで「あ、なんか心地良いな、この感じ」と思いました。「必要以上に気を遣うことなく話せてる」今までは、表面上はみんなが仲良くしているけれど、ちょっとヒリヒリした緊張感がありました。けれど、それがいつの間にかなくなっていたことに気づいたのです。それぞれの「素」を隠すことなくそのままオープンにしているようで、みんな「自分自身でいられること」に安心しているようでした。

ここ数週間で起きた、ちょっとした心配事も、以前なら「私がやるのが一番早いよね」と、自分だけの判断で価値観で、そして犠牲でどうにかしていたことも、チャーリーを始めとする家族の助けとアドバイス、意見をフラットに聞いて、みんなで話し合って解決する――みたいなことができるようになりました。きっと、これからも形を少しずつ変えながら、家族は永遠に続く。これだけは絶対だし、変わらない、素敵なこと。