Blog 大草直子の毎日AMARC

何1つ、と言うのなら、
「グレーのパンツ」と答えます。

ニット/ユナイテッドアローズ六本木店で買ったブラミンク、パンツ/AP STUDIO、バッグ/ヴァレクストラ、パンプス/マノロ・ブラニク

暑いんだか涼しいんだか。秋なんだか、夏を引きずっているんだか。元気なんだか、ちょっとフィールバッドなのかわからなかったここしばらく、私がはいていたのはグレーのパンツでした。合計6本くらいもっているのですが、一番気に入っているのは、2年前に買ったAP STUDIOのタックパンツ。グレーと言っても、コンクリートグレーで、コンサバティブと言うより少しモード感があるのが気に入って。気温、気分、シーンに惑わされず、一瞬でコーディネートを決めてくれる1本。グレーのパンツ、というと、男性のスーツ地のようなウール混のものを思い浮かべますが、これはウールが入っていないので、より気軽にはけるし、真冬以外はOKなので、長い季節活躍してくれます。しかも、フラットシューズでも合わせられるから、昼夜の予定を問わずフィット――と、もう、いうことなしの「素晴らしいグレーのパンツ」です。

ブラウス/ヴェルメイユ パー イエナ、サングラス/ボッテガ・ヴェネタ、バッグ/ヴェルメイユ パー イエナで買ったLERET.H
 

ボトムスは、着こなしのその名の通り土台。ここが安定すると、その人のおしゃれは、安定します。ブラウンのパンツはなくても、真っ赤なスカートは持っていなくても。スタイリングに迷いたくない、という人は、とにかく「グレーのパンツ」を一本。どんな色にもどんなシーンにも、どんな人にも似合ってくれます。