Blog 大草直子の毎日AMARC
「自分を戻す」とは、外にずっと向いているアンテナを内に向けて、自分自身を取り戻す、という意味。仕事や子育て、趣味などで外出するとき、いや、家にいる時だって、私たちは、たいてい誰かの視線にさらされています。そうすると、注意は自分自身ではなく、誰か他者に向けられる。それは、例えばタクシーに乗っているときでもそう。ドライバーの存在に気を払っていますよね。日常は、そんなことの積み重ね。それを、ある時に、どうしたって自分に戻さないと、それこそ疲れてしまう。スイッチは、例えばシルクのパジャマだったり、無心でやるストレッチだったり、キャンドルをぼうっと眺めたり、ハーブティを飲んだりといったことなわけです。
ここに書いたことは、実はすべて私の実際のスイッチ。部屋着で寝ないのは、それこそ、リネンやシルクの肌触りが、自分外にあった軸を自分に戻すきっかけになってくれるし、ストレッチは、体の声を聞くことになる。ハーブティは、温かで刺激のない飲み物が、胃も気持ちもゆったりと休むことに向かっていくようで、必ず。キャンドルは、よほど余裕のある時でないとなかなかできないけれど、このささやかなアクションができない日が長く続くときは「やばいな」というサインにもなったりする。実は、昨日はこのすべてができました。それに加え、炭酸パックもできたし、パーフェクト。「やらなくては」と思うと、なんとなく重いので、無理せずできる範囲で――くらいの軽やかさが大事。一度「よそゆきの自分」を「無防備な自分」に戻してベッドに入ること。間違いなく、良い睡眠につながり、翌日のパフォーマンスが変わります。小さなTIPSだからこそ、ぜひ♡