Blog 大草直子の毎日AMARC

ずっと長年言ってきたことがあります。タイツやストッキングは、「脇役」ではなく、冬のメインアイテム。そう、ボトムスです。黒のタイツでも、デニールによって全く表情は異なるし、なんなら、素材によっても見え方は変わる。それが、グレーになると余計そう。黒よりも色幅が広く、カジュアルからきれい目まで、ものすごくバリエーションが多い。けれど、黒、グレー、チェック、ネイビー、なんならパステルカラーまで、「グレーのタイツ」があれば、本当に事足りる。あ、先日アップし、たくさんの方に読んでいただいた「グレーのボトムスがあれば」と同じですね(笑)。グレーが良い理由は、その記事でも書いた通り、どんな色のボトムスにも似合うのはもちろん、シーンも問わない。そして、おしゃれ度が高く、素材や色味を選べば、「脚がほっそり見える」影色としての働きも期待できる――良いこと尽くしなんです。
ここで、ストッキングの豆知識を。ストッキングやタイツのパッケージに書かれているデニール。「糸を9000メートルに伸ばした時の重さ」と何ともよくわからない評価(笑)。わかりやすく言うと、デニールが低ければ低いほど肌が透け、薄い。30デニール以下を普通ストッキングと呼び、以上はタイツということ。オフィスや正式な行事(喪の席も含む)には、デニール20~25のうっすら肌が透けるタイプが適している、言われています。デニールの数字が高くなればなるほどカジュアルに振れてくる、ということですね。

タイツやストッキング、靴下のバリエーションが素晴らしく充実しているTabioのタイツ、めちゃくちゃ良いですよ。このコーディネートに合わせたのは、Puftyシリーズの25デニール、チャコールグレー。基準から言うと、ストッキングなのですが、この滑らかな肌触り、そしてしっとりとした質感、色がしっかりこっくり出るのに、肌がほのかに透ける感じは、ストッキングとタイツの間のイメージです。ミドルグレー、しかも太目のひだのプリーツスカート、そしてチャーチのサイドゴアブーツの間は、黒だと、重い。合わせたこのチャコールグレーは、青みや黄みが強すぎず、まさにコンクリートのようなモードなグレー。
杢も入っていない単色なので、ラフになりすぎないのも気に入っています。例えばスウェットのような杢グレーのタイツ、しかもウールだったりすると、かなり「オフ」に見えてしまうところ、この1足なら、見え方変わりますよね。しかも、「ストッキングやタイツの締め付け感がマジで苦手」な私でも、ウエストやお腹、脚の付け根などの体感がノーストレス♡ つま先の切り替えもないので、真冬にあえてのサンダル+タイツにも使いやすい! オリーブグリーンやブラウン、ボルドーなどの色も、合わせやすく使いやすいので、買い揃えていくつもり。あ、ネットに入れて洗濯していますが、毛玉もつかず、しかも丈夫。
いろいろなボトムス、靴とのカラーバランスを、AMARCの記事でも紹介していますので、ぜひ、読んでください!
STYLING ITEM
ジャケット/アレキサンダー・マックィーン
ニット/AMARC
スカート/ソージュ
タイツ/タビオ
バッグ/ヴェルメイユ パー イエナで買ったメゾン・カナウ
ブーツ/チャーチ
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