Blog 大草直子の毎日AMARC

皆さまご存じだと思いますが、この椅子は、1955年に誕生した、アルネ・ヤコブセンのデザインによる「セブンチェア」。デンマーク、いや、世界で一番有名な椅子の1つではないでしょうか? 穏やかな曲線を描くこのチェアは、とてもシンプルで、そして実用的で、コンフォタブルで、美しい。
積み上げて収納することもできるし、部屋の片隅に、1脚飾ることもできます。正規代理店である、フリッツ・ハンセンのスタッフに聞いたところによると、「家具デザインや絵画を勉強する学生が、お金を貯めて“初めてのアート”として買うことも多い」とのこと。

タイムレスな佇まい、と言えばその通りなのですが、何て言うか、「時が止まる」んです。文字通り、セブンチェアの周りだけ、空気が静か。家族が行きかう忙しないダイニングテーブルが、スローモーションに見える。合板のタイプも使っていましたが、基本、ダイニングテーブルで仕事をするので、より座りやすい、レザーがこれです。少しずつ色や質感が変わる様も、ゆったりした時の流れを感じられて好きです。