「La Maison de Lyllis（メゾンドリリス）」は、帽子だけを扱うブランド。洋服と違って形が決まっているアイテムだから、帽子にハードルの高さを感じる人も多いと、デザイナーの葛西美歌さんは言います。帽子が人を選ぶのではなく、人が好きなスタイルを選ぶことができるような物づくりを目指して、デザインや素材を決めているそう。シンプルで個性的。工芸品のような美しさと、かぶることでコーディネートが完成する、理にかなった実用性とファッション性の高さが、多くのセレクトショップで取り扱われる理由。今回、プレスルームにお邪魔し、素材の選定の仕方やひとつひとつ手作りされるその背景など、興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。

そして、今週お届けするのは、夏に大活躍してくれる「ナチュラルグラスハット」、いわゆる麦わら帽子系。かぶるだけでオシャレ度がぐんと上がる、厳選4点をご紹介です！

『定番で人気の高い「ROAD」は、ツバの先がくるっと反っています。こちらは、制作過程で木型にはめてプレスした時にできる部分で、残すことでシャープな印象が楽しめます。他の帽子にもついてるものが多いのですが、内側両サイドに、リングを縫い付けてあります。ここに、ハットキーパーをつけると、全く違う印象の帽子になるんです。

ハットキーパーは帽子が飛ぶことを防いでくれる実用性もあるんですが、サングラスホルダーにしたり、ネックレスにしたり、バッグチャームにしたりといろんな使い道があります。こちらは、シェルボタンと、コスチュームジュエリー用のビーズのデッドストックで作りました。主に輸出用として作られたもので、海外では高く取引されているものが多いんです。他にもひとつひとつ手作りのガラスビーズなど、凝ったものが多くて、これだけでも十分楽しめるアイテムです。

帽子に付けたリングには、リボンを通してもいいし、私はカラフルな靴紐を通して、気分を変えて楽しんでいます』（葛西さん）

「La Maison de Lyllis（メゾンドリリス）」の帽子は、なんと、いつでも修理が可能！ というのも、元となる木型がないと修理ができないから、他の帽子屋さんでは直せないんだそう。できるだけ長く使って欲しいという、葛西さんの想いが現れたサービスです。

STYLING ITEM
帽子〔57.5cm（サイズ調節可能）〕￥22,000
ハットキーパー￥17,600
以上 メゾンドリリス

※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。

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