Fashion OSHIモノ名鑑
思わず誰かに”推し”たくなるアイテムを、ファッション賢者と編集部員が厳選する「OSHIモノ名鑑」。実際に使って良かったモノ、今狙っているモノ、ずっと愛用しているモノなどをご紹介します。
第4弾のテーマは「アツい秋服」。ここでいう“アツい”は、気温の「暑い」と、トレンド感の「熱い」のダブルミーニング! まだまだ気温は高いけれど、気分はすでに秋。そんな端境期に着たいアイテムを、全4回にわたってお届けします。
トップバッターは、AMARC編集部の鈴木。今回の”推し”に出合ったのは撮影現場。袖を通した瞬間、秋の空気をまとった気がしたそう。迷いなく、鈴木が“推し”に選んだ、その一枚とは?
「とある撮影で、着させてもらった瞬間、『あ、これ欲しい!』と思わず呟いてしまったのが、『GREYCHORD(グレーコード)』のベロアのノースリーブ。ベロア特有の艶っぽさと、ノースリーブならではの抜け感。この両方が同時に叶うなんて、ちょっとズルイくらいの一枚。
秋の素材って、見るだけでワクワクするけれど、そのまま着るのは、正直、まだ暑い……。でも、このノースリーブなら、そのギャップを埋めてくれるんです。光の当たり方で表情が変わるベロアのリッチさがありながら、袖がない分、軽やか。まだまだ暑い9月の街中でも、ちゃんと“秋の顔”をさせてくれます。
シンプルにデニムにサッと合わせるだけで、コーディネートに艶と深みが出て全体がぐっとモードに引き上がるのも嬉しいポイント。もちろん、黒のスカートやスラックスと合わせて、クールにまとめても。季節が進んだら、ジャケットのインナーにしても良さそう!
いわゆるベーシックなタンクトップスは何枚か持っているけれど、ベロア素材ははじめて。新鮮だし、季節感のスイッチにもなるので、今から冬の入り口まで、長く活躍してくれそうです」
Profile
AMARC編集部 鈴木亜矢子
エディター/ライター。大学卒業後、10年間のOL生活を経て、エディターでありスタイリストである大草直子の事務所に入社。現在は、WEBマガジンの連載やアパレルブランドのコンテンツ製作など、 撮影、取材、執筆の日々。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』では、身長152cmならではの私服コーディネート が人気。