Fashion OSHIモノ名鑑
思わず誰かに”推し”たくなるアイテムを、ファッション賢者と編集部員が厳選する「OSHIモノ名鑑」。実際に使って良かったモノ、今狙っているモノ、ずっと愛用しているモノなどをご紹介します。
第5弾のテーマは「秋と冬をつなぐ羽織り」。暖冬といわれている昨今だからこそ、できるだけ長く活躍するアウターやジャケットがほしいですよね。秋は秋なりの、冬は冬なりのコーディネートを楽しみたい! そんなワガママを叶えてくれる“羽織り”をピックアップしていきます。
今回は、ストールブランド「ASAUCE MELER(アソース メレ)」やバッグブランド「MAISON CANAU(メゾンカナウ)」のディレクターを務める大谷繭子さん。イタリアの伝統的なクラフツマンシップと現代的なデザインが融合したラグジュアリーアウターブランド「EMMETI(エンメティ)」で、一目惚れしたというレザーブルゾンとは?

「トラックジャケットやブルゾンなどスポーティなライトアウターを昨年から集めはじめていたところ、今シーズン出会ったのがイタリア・フィレンツェに工房を構える「EMMETI(エンメティ)」のレザーブルゾン。スタジアムジャンパーを都会的に解釈したジャケットで、まろやかなモカブラウンカラーと、スエードとスムースレザーのコンビネーションに一目惚れしました。
これまでもさまざまなレザージャケットを着てきましたが、多くのものが最初はレザーが堅く、身体になじむまでに時間がかかります。けれどEMMETIのレザーブルゾンは、おろしたてからまるで長年着込んだかのようなフィット感があるんです。こちらの“IRENE”というモデルも、ボディのゴートスエードと袖のナッパチェラータのソフトな革のコンビネーションが着ていて心地よさを感じます。ポイントにゴールドのボタンがあしらわれていて、大人が目指すハイカジュアルをこれ一枚で叶えてくれるようです」
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile

大谷繭子
ストールブランド「ASAUCE MELER(アソース メレ)」、バッグブランド「MAISON CANAU(メゾンカナウ)」ディレクター、ギフトサイト「GIFTLIER(ギフトリエ)」主宰。「作り手の温もりを感じるもの」を一つの軸にブランドディレクターとしてものづくりに携わっている。