Fashion OSHIモノ名鑑

キュッと締まって、ユルッと抜ける。今のバランスをつくるレッドカード トーキョーの「モンタナ」by 鈴木亜矢子【春デニム】

思わず誰かに”推し”たくなるアイテムを、ファッション賢者と編集部員が厳選する「OSHIモノ名鑑」。実際に使って良かったモノ、今狙っているモノ、ずっと愛用しているモノなどをご紹介します。

今回から4回にわたってお届けするテーマは「春デニム」。ベーシックだからこそ更新したい、大人のための一本を、それぞれの視点でご紹介します。

トップバッターは編集部の鈴木。きゅっと締まって、ゆるっと抜ける。スタイルアップと今の気分を両立してくれるデニムとは?

デニム ¥25,300/ レッドカード トーキョー

「この春、気になっているのは、ゆるっとしたバレルシルエットのデニム。“バレル”とは、英語で樽(barrel)のこと。腰から裾にかけて、ほんのり丸みを帯びたラインが特徴で、今っぽい抜け感が出せるシルエットです。ずっと気になってはいたけれど…… 正直に言うと、身長152cmとあまり背が高くない私には、バランスをとるのが意外と難しい存在でもありました。ゆるさがそのまま“重たさ”につながってしまうこともあるから。

そんな中で出合ったのが、【RED CARD TOKYO(レッドカード トーキョー)】「Montana(モンタナ)」。この一本は、ただ“ゆるい”のではなく、締めるところはきちんと締めてくれるのです。そう、ハイウエスト設計で、ウエストはきゅっとコンパクト。腰位置が自然と上がり、全体の重心がすっと整います。ヒップも高く見え、後ろ姿まで好バランス。

それでいて、脚のラインは拾わない。←ここが本当に優秀。 太ももから裾にかけて描く穏やかなカーブが、自然と脚から離れ、下半身をすっきり見せてくれる。スタイルアップと抜け感が、無理なく両立しているんです。

さらに、やや大きめのバックポケットがヒップをきゅっと小さく見せてくれるのも嬉しいポイント。フロントのボタンはコッパー。さりげなくヴィンテージ加工が施されていて、玄人っぽいニュアンスを添えてくれます。

素材はカイハラのストレッチデニム。見た目は綿100%のようなラフな表情で、シボ感もしっかり。それでいて、ほんのり伸びるから、動きやすさも担保。本格派らしい表情と快適さのバランスも、大人には大切な要素ですよね。色は濃いインディゴをチョイスしました。ベーシックに立ち返るような安心感がありながら、春色もシックな色も受け止めてくれる懐の深さがあります。

ハイウエストなので、ショート丈トップスとも好相性。コンパクトなニットやクロップドシャツを合わせれば、より今のバランスに。スニーカーでカジュアルに振るのもいいし、きれいめなサンダルで抜けをつくるのも◎。

ゆるっと今っぽい。でも、ちゃんと締まる。バレルシルエットが難しいと思っていた私にとって、「モンタナ」は“今のバランス”をつくってくれる頼れる一本です」

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AMARC編集部 鈴木亜矢子

エディター/ライター。大学卒業後、10年間のOL生活を経て、エディターでありスタイリストである大草直子の事務所に入社。現在は、WEBマガジンの連載やアパレルブランドのコンテンツ製作など、 撮影、取材、執筆の日々。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』では、身長152cmならではの私服コーディネート が人気。

@ayaco_suzu