Fashion 着こなしサンプル

【クリスチャン ルブタン】
やっぱりピンヒールは
美しい♡
by 大草直子

「Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)」――その名を聞けば、誰もが思い浮かべるのは鮮烈な「赤い靴底」。情熱的なレッドソールで世界中の女性を魅了する、フランス発のラグジュアリーブランドです。1991年、パリでブランドを立ち上げたクリスチャン・ルブタンは、瞬く間にトップデザイナーの仲間入りを果たしました。彼のハイヒールは、もはや単なる“靴”ではなく、身にまとう芸術品。セクシーでエレガント、そして圧倒的な存在感を放つそのデザインは、レッドカーペットやセレブリティの足元を華やかに彩り続けています。

毎シーズン1足は「Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)」の靴を買うという大草。その魅力は、クラシカルでいてシャープなたたずまい。デザインの革新性とスピード感は、唯一無二の存在だと感じるそう。今週は銀座店にお邪魔し、秋の新作の中から特に大草が気に入った靴を厳選してご紹介! 「絶対買っちゃうよね….(笑)」と取材前から、すっかりショッピングモードの大草でした♡

やっぱり、綺麗なパンプスってテンションが上がる♡ コロナ禍で在宅時間が増えて、ヒールをすっかり履かなくなっていたんだけれど、久しぶりに外出できるようになったとき、真っ先に欲しくなったのがヒールの靴! そしてそのとき選んだのが、「Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)」のアイコニックなシリーズ、「Kate(ケイト)」の10cmヒール。ブラウンのソリッドカラーで、とてもシンプルなデザイン。あのときの気持ちの高揚感は、今でもはっきり覚えています。

やっぱり、ラグジュアリーなシューズブランドといえば「Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)」で、正統派のクラシカルな雰囲気がありながら、デザインにはパンチが効いていたり、ロックなテイストがあったり……。コーディネートに取り入れると、着こなし全体がピリッと引き締まるから好き。今はスニーカーブームで“ヒール離れ”が進んでいるとも聞くけれど、やっぱりこの美しさを前にすると、どうしても履きたくなってしまう! グッと上がる視線、伸びる背筋、ふくらはぎの緊張感、そして着ている服の格をグッと引き上げてくれるようなラグジュアリー感。やっぱりヒールって、特別な存在だなぁ♡

今回まず選んだのは、「Kate(ケイト)」の進化版とも言える「Miss Z(ミスジー)」。今年の春夏登場のシリーズです。ヒールの形状がアップデートされていて、サイドから見たときに赤いソール部分がよりはっきり見えるデザインになっています。これが、脚をより細く、長く見せてくれる効果があるのだとか。そして、幅も少し広めに設計されていて、日本人の足にもフィットしやすくなっているそう。さらにノーズが長くなったことで、脚がすっきり綺麗に見えるのもポイント。インソールにはクッションが入っていて、歩きやすさも格段にアップ!
しかも、以前のレッドソールは革だったため、せっかくの赤が履くうちに剥がれてしまうこともありましたが、今ではすべてのシリーズで熱可塑性ポリウレタン(TPU)が使われていて、耐久性・弾力性・グリップ力が向上。艶やかな光沢と滑りにくい仕上がりの両立で、これまで日常履きには向かないと思われていたルブタンのパンプスが、ぐっと取り入れやすくなったと感じましたそして、ヒールの高さも6、8、10、12cmと選べるのもうれしい♡

今回履かせてもらったのは、オーストラリア先住民族をルーツに持つアーティスト、「Otis Hope Carey(オーティス・ホープ・キャリー)」との2025年秋のコラボレーションモデル。このコレクションでは、海のさざ波を思わせるような流れるパターンと鮮やかな色使いが魅力的で、刻々と変化する海の美しさを表現しているそう。ベージュと白のコンビカラーは、焼けた肌にもすごく綺麗に馴染んでくれるし、インソールにまでプリントが施されているなんて、心憎い演出♡ 履くときも、脱ぐときも、そのたびに気分が上がる——そんな靴に出会えました。100%コットンキャンバス素材で、マットな質感もいい。しかも、撥水コーティングまでされているそう! これは……絶対に買います(笑)

※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。

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