Fashion 着こなしサンプル

【アクタス】
次買うイスはこれ!
シンプルでミニマルな”テクタ”
by 大草直子

今でこそ日本の住まいにすっかり定着した北欧家具ですが、日本でいち早く紹介してきた老舗インテリアショップが「ACTUS(アクタス)」。現在は世界各国のブランドだけでなく、自社オリジナル家具、雑貨、ファブリック、キッズ用品なども幅広く扱い、全国に約35店舗を展開するライフスタイルストアです。ベーシック & 定番の安定感のあるものから、センスが光るちょっと捻りの効いたものまで揃います。「美しく丁寧な暮らし」をテーマに、モノ選びから永く使い続けることまでサポート。リサイクルシステム「エコ・ループ」や不要家具の回収・再利用の仕組みを通じて、環境配慮と長く愛される家具づくりを両立しています。

大草がインテリアの相談によく訪れるのは「ACTUS(アクタス)青山店」。都内でも約210坪(約694㎡)と広さがあり、所狭しというよりはゆったりと見やすいレイアウトで、つい長居してしまうそう。オンラインショップに未掲載の青山店限定アイテムも多数あり、ぜひ実店舗に足を運んでほしいお店のひとつなんだとか。今週はインテリア大好きな大草が、本気で“次に欲しいもの”を厳選し、そして、本気のお買い物気分で(笑)ご紹介します♡

『1919年〜1933年のわずか14年しか存在しなかったドイツの芸術学校「BAUHAUS(バウハウス)」は、モダンデザインの礎を築いたとされています。今ではいろんなブランドで目にするスチールパイプを使ったイスは、ここで生まれた革新的なアイデアの一例。そのバウハウスのデザイン哲学を、現代に継承しているのが「TECTA(テクタ)」

1972年にドイツで創立された「TECTA(テクタ)」は、バウハウスの名作家具を復刻し、さらに現代の技術と解釈で新たなプロダクトを生み出し続けています。そのデザインは、機能性と美しさを兼ね備え、シンプルでミニマルな造形美が特徴。特に、イタリアや北欧のデザインとは一線を画す、カリッとしたスマートな印象が魅力です。大好きすぎて、写真集も持ってます(笑)。家具としては、変形5角形のテーブルを持っていて、人がテーブルを囲みやすく、どんな場所にもフィットしてくれるので大のお気に入り。そして、不思議なのが「TECTA(テクタ)」があると、イタリアや北欧の家具とうまく調和してくれ、手を繋いでくれるんです。地理を思い浮かべてみるとなるほど、そういうことなのかも。

今回セレクトした4脚中、3脚は1920年代にデザインされてたもので、100年経っても現代のインテリアと溶け込んでくれ、それどころか、古さを全く感じさせません。それぞれが持つシンプルで機能的な美しさは、時代を超えて愛され続けている証拠。

家の中で長く過ごすのは椅子の上であることが多いから、座って心地よいと感じられる椅子でないと、いつの間にか座らなくなってしまいます。メンテナンスをすれば一生使えるものなので、座る人が身体に合うか確認し、気に入ったものを選ぶことが大切。選んだ時の気持ちや、購入までの過程も思い出になるから、ゆっくりと吟味して決めたいと思います。ちなみに、座ってみて思ったのは、この4脚は全部欲しいということ(笑)。確かに値段を見ると安いものではありませんが、一生使い続けるのであれば、コストパフォーマンスは結局良いと思うしね♡』(大草)

※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。

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