朝、クローゼットの前で立ち止まってしまうこと、ありませんか？
忙しい日々の中で「何を着るか」を考える時間は、ときに楽しく、ときに負担に感じることも。今月からスタートする新連載「大草直子のスタイリング手帖」は、そんな迷いを少し軽くし、装うことの楽しさをリマインドしてくれる、スタイリングのヒント集にできたらと思っています。

編集長・大草直子が、その月の“キーアイテム”を選び、そこから広がる着こなしを提案。服選びが、これまでよりも楽しく、楽に、軽やかになる。そんな連載を、ここから始めます。

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深まりゆく秋に向けて、オシャレを更新したい10月。今月は、柄ブラウスやトレンチコートをはじめとする8つのキーアイテムを軸に、コーディネートを組み立てます。ベーシックに寄り添いながらも、気分を新しくしてくれる「10月のスタイリング手帖」をどうぞお楽しみに。

【A】BACCAの柄ブラウス

深みのあるブラウンとネイビーを掛け合わせた、グラフィカルなブロックプリントが印象的。繊細な透け感と落ち感のある素材が、柄に奥行きをプラス。一枚で着るのはもちろん、ニットのインナーとしてのぞかせても美しい、知的さと華やかさを併せ持った一枚です。

【B】upper hightsのワイドストレートデニム

ヴィンテージのようなタテ落ち感が魅力の〈upper hights（アッパーハイツ）〉の「THE OLIVIA」。ウエストを落として腰ばきしても、後ろのバックルをキュッと絞ってもサマになる、ワイドストレートデニムです。ほど良いラフさが今の気分に寄り添ってくれる、大草イチ推しの一本。

【C】AP STUDIOのサテンフレアスカート

控えめな艶と、しなやかな落ち感が魅力のサテンフレアスカート。光を受けても派手にならず、黒でも重く見えない絶妙なバランスが秀逸。動くたびに生まれる柔らかな揺れが、装いに静かな華やぎを添えてくれます。シーズンを問わず頼れるため、ワードローブの土台になってくれます。

【D】AMARCオリジナルのタートルネックカットソー

AMARC LIFE STOREで人気のタートルネックカットソーに、新色のネイビーが登場。しなやかで柔らかな素材が心地よく、薄手ながらも安心感のある着心地です。重ねてももたつかず、インナー使いにも最適。大草はじめAMARC編集部員全員が愛用している、スタイリングの“軸”になる一枚。

【E】martiniqueのジレワンピース

軽やかに“きちんと見え”を叶えてくれる、上品な光沢のあるジレワンピース。やや長めの丈と適度なハリ感が、縦のラインを強調し、スタイルUP効果も。Tシャツやニットの上にさらりと重ねるだけで、コートより軽やかに、ジャケットより今っぽく。季節をまたいで活躍する万能アイテムです。

【F】SANYOCOATのトレンチコート

大草本人も愛用し、AMARC CHANNELでも20体の着回しを紹介した、〈SANYOCOAT〉の100年コート「極KIWAMI ダブルトレンチコート」。高密度のコットンギャバジンが生むハリと艶、端正な仕立てが際立つ一枚です。トラッドの王道にして、時代を超えて寄り添う名品。

【G】LONGCHAMPのスクエアバッグ

深みのある上品なネイビーに、白のステッチが軽やかな抜けを添える2WAYバッグ。小ぶりながらスクエアのフォルムが端正な印象をつくり、どんな装いにも凛としたバランスを生みます。ナイロンのショルダーストラップも扱いやすく、品よく、軽やかに持てる名脇役。

【H】UGGのビア メリージェーン

ムートンブーツの印象を覆す、〈UGG〉の新境地。艶のあるブラックレザーとボリュームソールがモードな存在感を放ち、メリージェーンの甘さがスパイスのように効いています。軽やかで快適な履き心地も魅力。一点投入で、コーディネートを更新してくれる一足です。

いかがでしたか？ ８つのキーアイテムが描くのは、トレンドだけではない、リアルなスタイル。10月8日（水）からは、それぞれのアイテムを軸にした12のスタイリングをお届けします。日々の装いに、少しのインスピレーションをお届けできますように！

※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。

※ショップリストはこちらから

Photos ／Takehiro Uochi（TENT)
Styling ／Naoko Okusa
Edit & Text／Ayako Suzuki