Fashion スタイリング手帖

月替わりの“キーアイテム”を軸に、日々の着こなしを丁寧に紐解く「スタイリング手帖」。
まだ寒さは残るけれど、少しずつ“春”をまといたくなる2月。そんな今月は、春のベーシックアイテムをひと足早く取り入れたスタイリングを、スタイリストの小山田早織さんに提案してもらいました。
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2月のテーマは、「ドゥーズィエム クラスで始める春」。
タイムレスでありながら、今の空気感を映し出す——。多くの大人の女性に支持されているドゥーズィエム クラスの服には、そんな信頼感があります。春の装いは、着回しの軸になるベーシックを整えることから。土台が整えば、その先のスタイリングは自然と広がっていきます。
そこで今月は、白・黒・ベージュといったベーシックカラーを軸に、デザインやシルエット、素材感で“春”を表現する6つのキーアイテムを、小山田さんの審美眼を通してセレクトしてもらいました。

羽織るだけでスタイリングが完成する、今の気分を映したトレンチコート。余白を楽しめるボックスシルエットと高めに配されたポケットが、洗練されたムードを添えます。素材は、「至高のコットン」と称されるエジプト綿。ハリ・ツヤ・コシのあるしっとりした風合いに、あえて加工を施し、ドライタッチに。きれいめにもカジュアルにも馴染み、着こなしに奥行きを与えてくれる一着です。

シンプルだからこそ、フォルムの美しさが際立つブラウス。身体のラインを拾いにくい立体的なシルエットに、縦のラインを意識した丈感、サイドの深いスリットと前後差のある裾が加わり、いつもの着こなしを新鮮なバランスへと導いてくれます。なめらかさの中にほどよいハリを感じる素材感で、白でも甘くなりすぎず、端正な印象に。

ドゥーズィエム クラスの定番として大人気のニットアップ、DINERシリーズのVネックカーディガン。ほどよく開いたVネックとコンパクトすぎないシルエットで、黒でも抜けのある印象に。ストレッチのきいたリブ素材で、身体にフィットしすぎず、動きやすさと品のよさを両立。ゴールドボタンがさりげないアクセントとなり、羽織るだけで着こなしが引き締まります。一枚でも、羽織りとしても着回せる頼れる存在。

Cのカーディガンと同じ、DINERシリーズのリブニットスカートは、縦のラインを美しく引き立てるタイトシルエットに、フロントのスリットが加わることで、動きのある表情を生みます。直線的なフォルムに、ニットならではの落ち感が重なり、端正な中にやわらかなニュアンスをプラス。トップスを選ばず、合わせるだけで全体のバランスが整う——そんな“受け止め役”として、春の装いを支えてくれる一枚です。

Bのブラウスと同素材のタックワイドパンツは、ウエスト位置を高く設定することで、自然と視線を引き上げる一本。タックが生み出す立体感と、とろみのある落ち感が相まって、ワイドながらもすっきりとしたフォルムを描きます。光をやわらかく受け止める生地感が、白に奥行きを与え、平坦に見えないのも魅力。セットアップでまとめる選択も、単品で取り入れる着こなしも、どちらも今の気分に寄り添います。

脚のラインにほどよく寄り添いながら、全体の印象を引き締めてくれるスリムジップパンツ。裾のジップを開け閉めすることで、シルエットや足元の印象を変えられるのもポイント。シワになりにくく、きれいな印象をキープできる素材で、ホームケアができる気軽さも魅力。きちんとしたい日にも、カジュアルにまとめたい日にも自然と手が伸びます。
6つのキーアイテムに共通しているのは、着こなしの“軸”になってくれること。主張しすぎず、でも確かに今のムードを映し出す——そんなアイテムが揃いました。
スタイリング次第で、きれいめにもカジュアルにも振れる懐の深さも、このラインナップならでは。2月4日(水)からは、これらのアイテムを軸にしたスタイリングを順次公開予定です。お楽しみに!
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※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Photos /Takehiro Uochi(TENT)
Styling /Saori Oyamada
Edit & Text/Ayako Suzuki