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【心地よい家。心地よい時間】テラスとリビングには癒しとくつろぎを by 松井美緒

先週に続き、モデルの松井美緒さんのご自宅をご紹介。今週は、家族だけでなく、友人や友人家族と一緒に過ごすことも多いという「テラス」と「リビング」をクローズアップ。モダンで洗練されていながら、心身ともに癒される、松井家のテラスとリビングのこだわりとは?

週末はテラスでホームパーティ

休みの日は、仲良しの友人家族が遊びに来ることが多いので、テラスでバーベキューをすることも。

夏には子ども達が遊べるよう、噴水というか、水が下から出るようになっています。だから、水はけが良いように、ここは少し斜めに設計してもらいました。

晴れた日は、燦々と光が入って、とっても気持ちがいい、お気に入りの場所です。暖炉もあり、冬でもそんなに寒くないから、年中、ここでご飯を食べています。

空に向かって高く伸びる、黒のシェルフ。白の壁を背景にした、シャープな黒の直線とオーガニックなグリーンの組み合わせが絶妙。

植物も、スクエアをモチーフにしたものが入ると、ちょっとモードで引き締まった感じに。上の方に赤い実がなってるんですけど、何かはわからないです(笑)。でも、アクセントになってくれて、可愛いので気に入っています。
この撮影のときは、まだグリーンだったレモンも、少しずつ黄色く色づいてきました。

リビングは「木」で温かみをプラス

ダイニングテーブルは、アメリカで暮らしていた時からずっと一緒のもの。どこに引っ越しても、一緒に連れていく思い出のテーブルなんです。

私がインテリアで気をつけているのは、木の家具を入れること。鉄や革のものばかりだと、落ち着かないんです。クールすぎちゃって。ところどころ木を差し込むことで、温かみを足し、心から寛げる空間を作るようにしています。ハンモックは、子供が来たときの遊び場にもなっていますが、私も時々座って、心地よく揺られながら本を読んだりしています。

リビングには暖炉も。少し冷えた撮影の日。松井さんが、スタッフを気遣い、さっと火をつけてくれました。

冬に大活躍する暖炉は、薪を必要とするタイプではないので、お手軽でありながら、インテリアとしてもポイントになってくれます。そして、何より明かりを見ていると、心が安らぐんですよね。炎のゆらぎって人の心を穏やかにしてくれる効果があるみたいですね。息子の指定席もこの暖炉横の椅子。ゲームをしたりして、くつろいでいます。

椅子の後ろの黒い壁は、黒板になっていて、連絡事項が書けたり、マグネットでそのまま紙を貼れたりもするんです。

大きなフレンチブルドッグはブルートゥースで繋げるスピーカー。「オブジェみたいでお気に入り」と松井さん。

よく驚かれるのが、この収納棚。普段は扉を閉めていて、ベンチ代わりに上に座っていますが、扉を開けるとテーブルにもなるんです。小さな子どもが遊びにきてくれたときは、この小さな椅子を出して、ここでお絵描きをしたりしています。

家族ぐるみのお付き合いが多いので、こういうスペースが結構役に立つんです。大人が多いときは、子どもはこのエリアへ。中に見えるシルバーの入れ物は、昔、学校で使われていたものです。以前から、アンティークが大好きで、こういうものを見つけ出しては、インテリアとして活用しています。

リビングは、家族や友人が団欒する場所として、楽しく、そして長時間いても疲れないようにしています。


Profile

松井美緒

CMモデル、ナレーターなどを経て、結婚後しばらくお休みをしていたが、現在は雑誌『STORY』のモデルとして活躍。夫は、元メジャーリーガーで現在は埼玉西武ライオンズ二軍監督である松井稼頭央さん。 インスタグラム(@mio.matsui)から伝わる、手際の良さや美しく盛り付けられた料理の腕が評判を呼び、著書『松井家のおもてなしご飯』(世界文化社)も好評。松井さんが主宰するサイト「10pm for luxury」 では食やライフスタイルにまつわるブログを日々更新しているほか、料理関連グッズも人気。

House & Model/Mio Matsui
Photograph/Akari Nishi
Hair&Make-up/Wakana Goto
Text/Momoko Kawakami
Edit/Ayako Suzuki