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【NAOKO’S STYLING TIPS】アップデートすべきベーシックコート

今シーズンの大草直子的ファッションティップスをご紹介する特集。今週は、冬のおしゃれの要となる、アウターをお届け。アウターは値が張るぶん、買える枚数が限られているアイテム。まずアウターを選んでから、そのアウターを軸にニットやボトムスを買い足していった方が、コーディネートを具体的にイメージすることができ、賢いお買い物ができます。さらに、10月からは消費税率が10%にUP。増税前の特別企画として、まずは、定番だからこそ、更新したいベーシックなコートを3着、ご紹介します。

NAOKO’S SELECT 01

「のびしろ」のあるボリューム感

コート¥59,000/カオス(カオス丸の内)

「「カオス」には、今の私の”着たい”が詰まっています。このコートは、昨年、大人気で即完売したものをブラッシュアップしたもの。計算なしにばさっと着流すだけでキマるのは、ふっくらとしたメルトン素材のおかげ。メルトンというと、ごわっとしたイメージがあるかもしれませんが、縦糸と横糸の太さを変えたこだわりのメルトンなので、ハリがありつつも、しなやかでソフトな質感です。しっかりと長さをとっているので、ボトムスの丈や長さも選びません。後ろは、トレンチコートのアンブレラヨークのようなデザインになっていて、文字通り、360度立体的な美シルエットを作ってくれます。カジュアルにもきれいめスタイルにも万能な一着。持っておいて損はありませんよ」

NAOKO’S SELECT 02

ラグジュアリーな「冬の白」

コート¥92,000(※10月上旬発売)/THIRD MAGAZINE×mikomori(THIRD MAGAZINE)

「夏の白とはまた違う、繊細で上品な冬の白に惹かれて手に取りました。肌の分量が減り、重ねるアイテムが増え、一つ一つの素材にもボリュームがでる冬こそ、白を上手に取り入れたいもの。思い切って、一番外側に、大きく持ってくると、着こなし全体がぐっとクリーンに仕上がります。このコート、コート自体はシャープなノーカラーデザイン。サイドに深いスリットが入っているので、コートよりも長いマキシ丈のフレアスカートから細身のデニムまで、どんなボトムスを合わせてもバランスよくまとまります。付属のストールで表情を変えることができるのも◎。大判なので、ラフに垂らすだけでも顔まわりにニュアンスが作れますし、片方だけを垂らすと柔らかな印象に」

NAOKO’S SELECT 03

シルクで仕立てられたトレンチコート

トレンチコート¥85,000/ロペ エターナル(ロペ エターナル アトレ恵比寿西館店)

「オリジナルのプリントが施された、光沢のある生地はシルク100%。夏の素材と思われがなシルクですが、吸放湿性だけでなく、保温性にもすぐれているので、暑いときは涼しく、寒いときは肌を温かく包み込んでくれます。天然素材ならではの滑らかな肌心地も魅力。程よく肉厚なので、自然と生まれるドレープはドラマティックな陰影をプラスしてくれます。そして、軍由来、メンズ由来のトレンチコートがデザインのベースになっているので、ハンサムさと女性らしいたおやかさが共存しているのが、何よりのポイント。まさに、強くしなやかに今を生きる女性にぴったり。オンオフ問わず、活用して欲しい名品」

※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。

※価格の記載がないものは、大草の私物となります。

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