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【心地よい家。心地よい時間】好きな色、落ち着く色で快適な睡眠時間を by 牧野紗弥

モデルの牧野紗弥さんのご自宅紹介。第二弾は、家族の寝室があるフロア。五感を刺激する空間にしたいという思いが込められた子供部屋、安眠を意識したという夫婦の寝室は、それぞれ学ぶところが満載です。

子ども部屋は自分たちが選んだ色でペインティング

男の子二人は二段ベッド。ベッドリネンは「next」、ラグは「ボーネルンド」のもの。

長男と次男の部屋は、ふたりが選んだ「ブルー」がテーマ―カラー。ベースは白とコンクリートのシンプルな空間ですが、子供たちの五感を刺激したくて、扉や収納棚、リネンなどで色や柄を取り入れるようにしています。自分たちで時間の管理をできるようになってほしくて、時計は時間がわかりやすいアナログタイプに。

牧野家の子供たちは動物が大好き。おもちゃカゴにも、動物のぬいぐるみや恐竜のフィギュアがいっぱい!

子どもたちが自分たちでおもちゃを片づけたり、整理整頓できるようになるには、分かりやすい収納場所が必要だなと思って。一つ一つ細かくは決めていませんが、「これはここに戻す」というざっくりとしたエリアを設けています。例えば、長男も次男も大好きなぬいぐるみ全般はこの大きなかごにばさっと。

長女の部屋はパープルが基調。ベッドは「IKEA」、リネン類は「next」のもの。ベッドの奥にちらりと見えるブルーのクッションは、昨年NYに短期留学したときに自分へのお土産に買ってきたものだそう。

長女の部屋は扉やカーテンを淡いパープルに。リネンやラグにもパープルが入ったものを選び、リンクさせました。ベッドは下の部分を引き出すとサブベッドが出てくるタイプなんです。お泊り会をするとき、女の子は夜遅くまでおしゃべりするのが大好きですよね。だから、横に並んでゆっくりおしゃべりできるように、このベッドを選びました。

いたるところに絵が飾ってあるのも牧野家の特徴。ポストカードや写真などを入れ替えて飾ることができるフレームはリビングにあったものと同じ。

子供部屋のクローゼットは一か所だけあえて扉を外し、棚のように使っています。中もエメラルドグリーンに塗って、インテリアのポイントカラーに。扉がないので、出し入れもしやすいですし、自分たちが作ったものを飾る場所にもなっています。

夫婦の寝室は心身とも安らぐ空間に

ベッドは「リーン・ロゼ」で購入したもの。
ドレッサーや鏡は「ザ・コンランショップ」。ごみ箱は「カリモクニュースタンダード」で購入したもの。

夫婦の寝室はホテルのような落ち着いた雰囲気にしたくて、ここだけカーペット敷きに。「Houzz(ハウズ)」という世界中の素敵なインテリア写真を見られるアプリを参考に家具やリネンを選びました。
ある記事で安眠や夫婦円満にはベージュがいいという研究結果を見て。グレーもシックでいいかなと思っていたんですが、ベッドリネンやカーペットはベージュに。家具やブラインドはベージュになじむウッドにして、全体的に柔らかな空間を目指しました。

小さくてもひとりになれる場所を

牧野さんが座っている椅子は、アウトドアでも使えるメキシコ生まれの「アカプルコチェア」。読んでいる本は、子どもたちが通う学校の先生に勧められた『ハイアウトプットアウトマネージメント』。

屋上につながる踊り場の小さなスペースに椅子を置いて、ひとりになれる場所を作りました。ここで本や雑誌を読む時間が私の息抜き。子供たちもひとりになりたいときに使っているみたいです。後ろにかかっている帽子とワンピースは、洗濯物を干すときの日除け用なのですが、インテリアにもなっているので、あえてかけっぱなしにしています。


COLUMN
トイレの壁はポップな色でペイント

寝室フロアにあるトイレの壁は、我が家のペインティングでお世話になった「カラーワークス」さんの提案でグレーとイエローのバイカラーにしています。トイレがリビングのあるフロアではなく、寝室があるフロアにあるため、子供たちがひとりでトイレに行くときも怖くないように明るい空間にしました。


Profile

牧野紗弥

ファッションから美容まで、マルチに活躍するモデル。3児の子育てと仕事の両立に励む等身大の姿が、共感を呼んでいる。趣味はキャンプにテニスと、アクティブな一面も。

House & Model/ Saya Makino
Photograph/Akari Nishi
hair & make /chiSa
Text/Rina Koyama
Edit/Ayako Suzuki