Fashion信じるおしゃれ
モデル牧野紗弥さんのご自宅訪問の今回で最後。牧野家の特徴でもあるDIYについてフィーチャーします。DIYをしようと思ったきっかけやそのプロセスを教えていただきました。
以前住んでいた家は、あちこちに子どもたちの落書きがありました。リノベーションして今の家に引っ越すことになったときに、もっと自分たちの家を大切にする心を子供たちに養ってもらいたいと思ったんです。それで子供たちにも家づくりに参加してもらうことに。「COLORWORKS(カラーワークス)」という輸入塗料の専門業者のペイントインストラクター派遣サービスを利用して、部屋の扉やごみ箱を自ら選んだ色を塗ってもらったら、愛着が湧くようになったのか、今の家では誰も落書きをしなくなったんです。
この家はもともとコンクリートの壁と真っ白い壁、明るい木床で、スタイリッシュでしたが、まだ小さな子どもたちにはシンプルすぎるかなと思って。もっと子供たちの五感を刺激できる家にしたかったので、子ども部屋の扉を始め、ところどころ明るい色でペイントしました。
「Hip」の塗料はプロではない私たちでも使いやすいんです。跳ね返りも少ないので、たとえば色が剥げてきたときもパッ塗り直せるので、いつもきれいな状態を保てます。
デザイン性の高さもこの家の購入を決めたポイントでしたが、子どもたちにとっては危険なところも。階段の手すりには柵がなかったので、ネットを買ってきて設置しました。
わが家の家づくりで最もこだわったのは、子どもたちが健やかに過ごせること。大切な家族が一緒に過ごす空間が不本意な状態、というのは避けたかったので、インテリアにしてもペイントサービスにしても、しっかり調べて、納得のいくものを選んで作りました。少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
Profile
牧野紗弥
ファッションから美容まで、マルチに活躍するモデル。3児の子育てと仕事の両立に励む等身大の姿が、共感を呼んでいる。趣味はキャンプにテニスと、アクティブな一面も。
House & Model/ Saya Makino
Photograph/Akari Nishi
hair & make /chiSa
Text/Rina Koyama
Edit/Ayako Suzuki