Fashion信じるおしゃれ
雑誌『暮らしのおへそ』や書籍の編集・執筆されている一田憲子さんのお宅訪問は今回で2回目。自称“ずぼら”な一田さんならではの工夫とこだわりのあるキッチンを拝見させていただきます。
キッチンはわかりやすく、掃除しやすく。家電もごくごくシンプルなものを使っています。コンロは、なかなかいいものがなくて、やっと見つけたのがリンナイのもの。デザインは素敵なんですが、魚焼きグリルがなくて。だからコンロの上で網を乗せて焼くことになるんですが、そうするとキッチンが煙まみれ。でも古い家で隙間が多いのですぐに煙が逃げていっちゃうの(笑)。
仕事が立て込んでくると、食事を作るのがやっとで掃除まで手が回らないときも。油汚れなどでギトギトになってしまっても、ステンレスとガラスは洗えば復活できるんです。プラスチックだと掃除しないとどんどん劣化しちゃって。だからキッチンまわりのアイテムは極力ステンレスかガラスのものにしています。
私はずぼらだし、掃除も嫌い(笑)。でもしないわけにいかないので、できるだけ手間をかけずにできるような工夫をしています。たとえば保存や収納をするときも、棚に直接置かずにトレイやカゴの上に置くように。そうすると出し入れもラクだし、棚自体を掃除したいと思ったときもトレイやカゴを動かせばいいので手間がかからないんです。
無理なく、心地よく料理を続けるコツが詰まった一田さんのキッチン。今日から真似したくなるポイントがたくさんありましたね。次回は一田さん愛用の器たちをご紹介いただきます。
COLUMN
梅酒づくりは我が家の恒例行事
私自身そんなにお酒が強いわけではないのですが、梅酒は好きなんです。こちらは、4年ものと8年ものの自家製梅酒。ゲストを呼んで料理をふるまうときにお出ししても喜ばれますよ。
Profile
一田憲子
OLを経て編集プロダクションに転職。その後フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などを手がける。 2006年、企画から編集、執筆までを手がける「暮らしのおへそ」を、2011年「大人になったら着たい服」を(共に主婦と生活社)立ち上げる。 そのほか、「天然生活」「暮らしのまんなか」「クレア」「LEE」などで執筆。 全国を飛び回り取材を行っている。心を刺激したコトやモノを、自身の文章で綴ったWEBサイト「外の音、内の香」」も人気。
House & Model/ Noriko Ichida
Photograph/Akari Nishi
Text/Rina Koyama
Edit/Ayako Suzuki