【大草直子塾】インナーとして着る、おすすめの長袖カットソーは？

「大草直子に質問！」のコーナーにプレミアム会員のみなさまから届いた質問や、1月に公募したファッションに関するお悩みに、大草直子がずばりお答えします。たくさんの質問やお悩みをお寄せいただき、すべてにお答えするのは難しかったのですが……。できる限りお答えできるよう、記事の最後には、大草直子が言葉でお返事するCOLUMNコーナーを増設しました。

Q. シンプルなクルーネックニットの襟や袖、裾からチラッと白のカットソーがのぞいているコーディネートが大好きです。バランスのいいものがなかなか見つからないのですが、おすすめのブランドがあったら教えていただきたいです。（千葉県 ゆきちゃんさん）

A. エイトンの長袖Tを、「脇役だけれど主役」に

わかります！　襟元、袖口に白が少しのぞくだけで、着こなし自体がうんと若く、フレッシュに、そしてカジュアルで今っぽくなるから不思議ですよね。春先の「少し寒くない？ 今日」にも対応してくれるしね(笑)。
おすすめはエイトン。合わせやすいユニセックスなデザインもそうですが、やっぱり女性の繊細な肌を包むもの。もちろん見映えも考えて、素材が大事なの！　エイトンのTシャツはインドの綿花を手摘みし、そして和歌山で編みたてたスビンコットンを使用しています。少し光沢があり、目が細やかで、そして白度が高く退色しづらいのも特徴だそう。だからこそ、のこの「部分使い」にもぴったり♡　ネイビーや黒のニットに、この少しの白があるだけで、明るくなりますよね。愛用しているジョン スメドレーの首元の詰まったクルーネックにもパーフェクトバランス。私はボトルネックのタイプも愛用していますが、洗うごとに柔らかく身体になじみ、確かに黄ばみや黒ずみも気にならず。投資するだけの価値はあるなあ、と実感しています。

着用しているのはこちら！

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COLUMN

Q. 40歳を過ぎ、着たい服と似合う服のギャップに悩んでいます。どこで何を買えば良いのか、途方にくれてしまうことも。以前より、時間もお金も子どもにかける比重が大きくなってもいます。大草さんは、年齢を重ねていうえでの変化に、どのように対応されていらっしゃいましたか？（東京都 ちーちゃんさん）

A. おしゃれをスローダウンすることも、時には大事です

「着たい服」と「似合う服」。この間には海峡ほどの隔たりがありますよね～～(笑)。私もオリビア・パレルモみたいなロマンティックモードが着たいけれど、諦めています。似合わないから。心がけているのは、目指す女性像と着ている服が合っていること。よく考えてみたらオリビアファッションは、そもそも私のゴールではなかった(笑)。格好良くて軽やかで、ちょっぴりセクシーで。あ、あとインターナショナルな感じがすると良いなあ――であれば、スカートよりもパンツが多くなるし、サングラスやまとめ髪も必須。という具合に、「着たい服」とイメージすると、ますます「似合う服」との乖離が広がるので、「目指す女性像」という枠でアイテムをざっくりと選び、それから「似合う」というフィルターをかけるように。
そしてね、出産や介護、あとはキャリアを優先したい。もちろん、子供の教育費が必要。こんなふうに「おしゃれより他の何かを大事にしなくてはいけない」タイミングは必ず出てきます。良いのよ、それで。持っているベーシックな服を着回すことでコーディネート力は磨かれ、カジュアルで動きやすい服に上達する。これはまたいつか生きてくるから。半年に1度の「デニムのアップデート」だけは自分に許してあげると、今までの服がまた違う気持ちで楽しめます♡ 年齢や環境、気持ちが変わるタイミングで、人は人、自分は自分――SNSなどと少し距離を置くことも大事かもしれませんね。

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