Fashion信じるおしゃれ
終わりの見えない、トンネルの中にいるような気持ちになる今。正直、おしゃれに気を回すのは難しいけれど、おしゃれは、私たちが、自分らしくいるための活力でもあるはず。そこで、今回の特集では、ワン・ツーで簡単にできて、気分もあがる、ワンパターンコーディネートをご提案! そう、なにもそんなにたくさんのバリエーションは必要ないのです。自分の軸になるような、自分の好きなコーディネートを、スタンプのようにワンパターン化してしまえば、時短ができて、無駄もなく、自分も心地よくいられるのだから。今回は、大草直子自身が、この春新調した、オンラインストアで購入できるものを中心に、5つのワンパターンコーディネートを全5回でお届けします。
初回となる今回ピックアップしたのは「セットアップ」。その名のとおり、「セット」で着ることを前提にしているから、コーディネートいらずで、おしゃれが即完成する頼れるアイテム。今回は、そんなセットアップの大草直子流の選び方や楽しみ方をご紹介します。
同素材で同色、セットで着たときに完璧なシルエットになるようにデザインされているセットアップは、それだけで時短アイテム。もちろん単品でも使いまわせるけれど、「セットで着れば完成」することを存分に活用すれば、思考を止めてだって支度ができるのです。ワンピース+ボレロ、テーラードジャケット+パンツ――のような、オフィシャルなセットアップではなく、ワンピースのように気軽に着られる1セットが今季の主流。色や柄で、こんなふうに「遊んでしまったほうが」カジュアルでオススメです♡ ミラ オーウェンのニットアップは、実際に私自身も購入したお気に入り。身体のラインを広いすぎない中リブ、流行のオレンジ系のリップとも相性が良い、渋いグリーン。春夏、秋とワンパターンで着ようと思います。
【ワンパターンコーディネートのポイント】
✔︎ セットアップはワンピースと心得る
✔︎ 単品よりセットで着倒すイメージで
✔︎ 色や柄で遊ぶ
まろやかで優しいブラウンをベースに、ブルーのラインで描かれたチェック柄。知性を感じる色の掛け合わせに、繊細なチェックのラインと、鮮度の高い生地で仕立てられた、シャツとパンツ。マニッシュで品のあるバンドカラーのシャツは、身体のラインを拾わないのに、すっきり見える優秀シルエット。深めに入ったサイドスリットが、抜けを生み、アレンジの幅も広げてくれます。パンツは、腰回りにゆとりがあり、裾にむかって細くなる、トラウザータイプで、着る人の体型を選びません。トップスや生地に遊びがあるぶん、パンツのシルエットは真面目で綺麗なものを。
※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。
※価格の表記がないものは私物となります。現在販売していないアイテムもございますので、ご容赦下さい。
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photograph (model)/ Kazuhiro Fukumoto
hair&make / YUMBOU(ilumini)
styling & text / Naoko Okusa
edit & text / Ayako Suzuki(HRM)