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昨日UPした、KIKKUの「withマスク」メイクに続き、今回はヘア&メイクアップアーティストの後藤若菜さんが登場。最少アイテムで作る「withマスク」メイクを指南してくれました。
「ベースもアイメイクも、重ねれば重ねるほど、どろどろと崩れやすくなるので、少数精鋭の、最少アイテムできれいになれるものを選ぶのがポイント。たとえば肌作りは、色付き&UVカット機能付きの下地、コンシーラー、パウダーのみ。量もあまり多くつけるのではなく、肌を補正するイメージで気になる部分のみに。アイシャドウも、何色も使ってグラデーションを作ったりすると、崩れやすいだけでなく、マスクから出ている目元だけが強くなって、バランスが悪くなるので単色で仕上げるのがおすすめです。リップは、出先でマスクを外すシーンがあるかないかで変わってきますが、マスクを外す場合はソフトマットタイプがおすすめ。色がしっかりと唇に残ってくれますし、マスクにもつきにくいです。リップを塗って→ティッシュオフ、を2回は繰り返して」
✔ 使用アイテムは最少限に
✔ アイシャドウもグラデーションではなく単色!
✔ リップはソフトマットタイプがおすすめ
1. 色つきのUVカット機能もある化粧下地(A)をパール粒1つくらい手の甲にのせ、肌色を補正するイメージで、顔の中心から伸ばしていく。
2. 目のくまや赤みなど気になる部分のみ、コンシーラー(B)を少量のせ、指のはらで伸ばす。
3. パウダー(C)を、パフに含ませ、肌を抑えるように全体にしっかりとのせる。マスクでこすれて落ちやすい、頬とフェイスラインは念入りに。「ディセンシア」のアヤナス フェイスパウダー コンセントレートは、オイルが配合されているので、粉っぽくならず、ふっくらと上品な肌に仕上がります。もう少しカバー力が欲しい場合は「ポール & ジョー」のヴェール ファンデーションがおすすめ。ひとはけで、素肌感を残しながら色ムラや凹凸をカバー。明るい光をまとった、血色感のあるツヤ肌に。
1. アイシャドウ(A)を目のきわにのせ、指で左右に伸ばしながらまぶたの上へとぼかしていく。「エクセル」のアイシャドウは、ブラウン味の強いボルドーなので、大人の女性でも気負いなく、トレンドの赤みのある目元を簡単に作れます。また、伸ばすと、テクスチャが変わり、さらさらになるので、二重の溝に入ってよれてしまうこともありません。
2. まぶたを横に引き延ばしながら、アイライナー(B)をひく。太くひくのではなく、まつ毛の隙間を埋めるイメージで。また、目頭からではなく、黒目の真ん中あたりから目尻に向かってひき、目尻は目の大きさ+2mmくらい長く。ラインを引き終わったら、綿棒の先をつぶし、先端の細い部分で、ラインをぼかす。
3. ビューラーでまつ毛を目元からカールし、カラーマスカラ(C)をまつ毛の下から塗る。「RMK」のカラーマスカラも、ブラウン味の強いボルドーなので取り入れやすく、黒よりも強くなり過ぎずに、色っぽい目元を演出できます。お湯で落ちるようなフィルムタイプは湿度に弱いので、そうではないウォータープルーフを選ぶのがポイント。
リップはその日の予定に合わせて選んで。
【マスクを外出先で外す場合】
ソフトマットなリップをチョイス。「シュウ ウエムラ」のルージュ アンリミテッドマット(後藤さん使用)は色がしっかりつくのに、つけ心地は軽やか。美しい仕上がりを長時間キープしてくれます。しっかりとリップを塗った後、ティッシュオフをして、もう一度上から重ね、さらにティッシュオフを。どんな風に仕上げたいかによって、回数は調整してOKですが、最低でも2回は繰り返すのがベター。ティッシュオフすることで、余分な油分が取り払われ、唇とリップを密着させてくれます。
【マスクを外出先であまり外さない場合】
保湿力の高い、色付きのリップバームもしくは、リップティントがおすすめ。「ボビイ ブラウン」のエクストラ リップ ティントは、たっぷりとうるおいを与えながら、ほんのりと色づいて、唇をふっくらとなめらかに見せてくれます。リップクリーム感覚でつけられるので、ティッシュオフしなくても、マスクに色がべったりつくことはありません。
1. フィックススプレーを顔から20cmくらい離し、目と口を閉じて、顔全体に3,4回吹きかけたあと、手で優しくおさえ、なじませます。後藤さんのおすすめは、「クラランス」と「dプログラム」。
「クラランス」のフィックス メイクアップは、ひと吹きでメイクをぴったり密着させ、メイクしたてのフレッシュな仕上がりをキープしてくれます。エレガントなローズの香りはリフレッシュにも。
「dプログラム」のアレルバリアミストは、オイルと化粧水の2層タイプ。肌を乾燥から守り、皮脂崩れを防止して、みずみずしい肌をキープしてくれます。空気中の微粒子汚れから肌を守ってくれるアレルバリアテクノリジーも搭載。
【COLUMN】
「withマスク」のお直し、後藤さんのおすすめは?
マスクをしていると、普段より、乾燥したり、テカリますよね。そこで、日中のお直し方法を後藤さんに尋ねると『 「イプサ」のザ・タイムR デイエッセンススティックを1本持っていると重宝しますよ』との答えが。スティック状の美容液で、ひと塗りで水分を大量に補給することができ、肌のキメを瞬時にふっくらと整えてくれるのだとか。
使い方も簡単。肌の油分をティッシュでオフした後、ザ・タイムR デイエッセンススティックを指につけて、化粧崩れが気になる部分(小鼻やTゾーン、頬のあたりなど)に馴染ませると、ヨレをリセットし、毛穴落ちを防いでくれます。仕上げにパウダーをのせればパーフェクト!
後藤さん流の「withマスク」メイク、いかがでしたか? KIKKUとはまた違うメソッドでしたね。好みや肌質、シーンによって、それぞれのアイディアやテクニックを参考にしていただけたら! また、明日は番外編として、「withマスク」のヘアアレンジをお届け。同じメイクでもスカーフやゴム一本で、印象を変えられる簡単アレンジを後藤さんが教えてくれました。お楽しみに!
※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。
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Profile
後藤若菜
ヘア&メイクアップアーティスト。ROI所属。女性誌を中心に、モデルやタレントからの指名でテレビや広告でも活躍。ほどよくトレンドをミックスした、女度を高めてくれるヘア&メイクテクニックに定評がある。
インスタグラム @_wakanagoto