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ボトムスから逆引き!ハーフコートの選び方 〜パンツ編〜

秋も深まり、いよいよアウターシーズンが到来! 昨年までは、コートと言えば「ロング丈」が主流でしたが、今年は、ヒップが隠れるくらいの「ハーフ丈」も豊作。軽やかで、着こなしのバランスが大きく変わるハーフコート。マキシ丈のスカートやロングブーツとも好相性と言われていますが、正直、どんな風に選んだら、どんな風に着こなしたら良いのか、迷う方も多いと思います。そこで、ボトムスから逆引きしたハーフコートの選び方を大草直子が伝授! パンツ編、スカート編の全2回でお届けします。


深いオレンジのタックパンツ。
正解は、たばこ色のダブルブレスト

コート¥49,000パンツ¥19,000/ともにロートレアモン ニット/ヴェルメイユ パー イエナ パンプス/ジュゼッペ ザノッティ バッグ/セリーヌ

ウエスト位置が高く、太もものわたりにゆとりがあり。裾に向かって細くなって、しかも色はディープオレンジ! 今年らしさ満載のこんなパンツには、どんなコートを合わせる? マキシ丈のガウンタイプだと、パンツのシルエットがつぶれてしまうし、おまけに、せっかくの色が存分に生かせない……。そこでセレクトしたのが、ロートレアモンの1着。たばこのような、赤みのないブラウンカーキ。そしてボクシー(四角い)なシルエットで、まるで風を羽織るようにさっと重ねれば、ほら、ベストバランス♡ 靴は、パンツと同じ濃度をもつバーガンディ、そしてバッグには、たばこ色×淡いたばこ色。上半身に採用した色をリンクさせて。

\着用しているのはこちら/

コート¥49,000/ロートレアモン

大きめのラペル(襟)が目を引き、小顔効果も期待できる、ダブルブレストのリバーコート。フロントのボタンもシンプルに2つだけなので、ジャケットの延長線で気軽に羽織れます。肩のラインが落ちているうえ、身ごろもたっぷりとしたボクシーなシルエットなので、中に着るトップスも選びません。

Point
✔︎ 視線を誘う、大きめのラペル
✔︎ ジャケット感覚の2つボタン
✔︎ ボクシーなシルエット




ブラックデニムをブーツインなら、
淡いグレージュのネオPコート

コート¥69,000/セオリー(リンク・セオリー・ジャパン) デニムパンツ¥23,000/アッパーハイツ(ゲストリスト) ニット/ジェームス パース バッグ/シャネル ブーツ/ネブローニ サングラス/オンデーズ ピアス/ボン マジック

今季、ハーフコートの流行と時を同じくして、再注目なのがロングブーツ。コートと靴のモードは、やっぱり密接にリンクしているなあ、と再認識しました。おっと、話が少しそれました。そう、久しぶりのスリムタイプのデニム(スキニーではありません。少しゆとりがあるくらいのほうが今っぽい)をロングブーツにインして。そうなると、ヒップが隠れる丈のハーフコートが似合います。Pコートを思わせる、ダブルに並んだボタン、少し大きめの襟、グレージュのコートをスタイリング。縦に並んだ黒のボタンが、ボトムスの色ともマッチし、加えて全身をシャープに見せてくれます(真ん中に縦に並んだボタンは、スタイルアップ効果大)。

\着用しているのはこちら/

コート¥69,000/セオリー(リンク・セオリー・ジャパン)

縦に整然と並んだ「黒」のボタンが、アクセントとして効いた一着。ボタンを一番上まで留めれば、シャツカラーになり、ほんのりモードな雰囲気に。カシミヤがブレンドされた素材で仕立てられているので、着心地も軽く、滑らか。

Point
✔︎ 縦に並んだ、黒のボタン
✔︎ シャツカラーにもアレンジ可能

✔︎ カシミヤブレンドのリッチな風合い


いかがでしたか? アウターの「丈」を短くすると、全体がぐっと軽やかに、フレッシュになりますよね。身長が低くてロング丈でバランスをとるのが難しかった、ロング丈は重くて肩が凝る、といったお悩みも、ハーフコートなら一気に解決! 続くスカート編は、11月13日(金)に公開予定です。お楽しみに。

※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。

※価格の表記がないものは私物となります。現在販売していないアイテムもございますので、ご容赦下さい。

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Photo/Tomoko Meguro
Hair&make / YUMBOU(ilumini)
Styling & Text / Naoko Okusa
Edit & Text / Ayako Suzuki