Fashion信じるおしゃれ
新たな「風の時代」の軸になる、“GOOD VALUEな名品“をご紹介する特集。価格の安い、高いではなく、価値が価格を上回っているアイテムを大草直子が厳選し、全10回でお届けします。
残すところ、あと2つとなった名品のご紹介。9つめとしてピックアップしたのは「スキンアウェア 」のブラトップ。大草自身もプライベートで愛用し続けている名品です。
大好きな「スキンアウェア(SkinAware)」。モノづくりや素材、色への愛情はとても誠実で。かつ、どこかセクシー。オーガニック=素朴、というイメージを根底から覆したブランドだと思う。
ディレクターの可児ひろみさんの、しなやかさや女性らしさが、きっと作るブラジャーやコンビネゾンや、もしかしたらマスクにまで息づいているから。自分であることが居心地よく、好きだ――こんな思いになれるのが、セクシー、ということだと思う。今まで日本になかった、オーガニックセクシーという概念が、スキンアウェアには息づいている。
このブラジャーもそう。私も2枚所有。オーガニックコットンを使用したふっくらとしたフォルムが優しく、けれど、ストラップはどこまでも細く色っぽい。肌の弾力を取り戻したり、喉や気管支の抗炎症効果があると言われている、マローブラックを染料に使用。甘いブラウンは、見ても着けてもスウィート。
ITEM STORY
オーガニックコットンを使用したランジェリーやワンマイルウェア、そしてライフスタイルプロダクトが揃う「SkinAware(スキンアウェア)」。自然環境にも人にも優しく誠実な方法で生み出されるアイテムは、素肌(Skin)にのせた瞬間、地球への深い敬意と、私たちの内に秘められた美しい可能性を「目覚め(Aware)」させてくれます。
オーガニックコットンという素材だけでなく、染色にもこだわっているスキンアウェア。今回ピックアップしたブラトップは、「マローブラック」を使用して染めたもの。黒い花びらを持ち、美容効果もあると言われるマローブラックで染めると、上品で落ち着きのあるブラウンに。ほかにも、邪気を払うと言われているお守りの木「ログウッド」で染めたブラックや、リラックス効果がある「バジル」で染めたライトカーキなどもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
最終回となる次回は、3月10日(水)に公開予定。これもまた、大草が愛用している「インティミッシミ」のキャミソールをお届け。お楽しみに。
Photograph/Yumiko Mogamii
Hair & Make-up/Fuyumi Kubo(ROI)
Styling & Text /Naoko Okusa
Edit & Text/Ayako Suzuki
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