Fashion信じるおしゃれ
すぐれた品や、名高い品を指す「名品」。ただ、なにを「名品」と感じるかは、それを見た人や触れた人、そして纏ったり使ったりした人の価値観や生活背景によっても変わります。
そこで今回は、それを手にすることで、高揚感を得られたり、新しい気づきを与えてくれたりと、前向きなエネルギーを授けてくれるアイテムを、”NEO名品”として紹介します。
お届けするのは、AMARC編集長 大草直子が選んだ8つのNEO名品。まずは、時代を超えて受け継がれるアルチザンの手仕事と、モダンなデザインが絶妙に融合した、ボッテガ・ヴェネタのバッグをお届け。
― BOTTEGA VENETA―
ポルテッロ トートバッグ
イントレチャート(レザーの編み込み)やノット——ボッテガ・ヴェネタを代表するディテールを、これ見よがしでなく投影させた、新作バッグ。ブランドが誇るアルチザンの「手の確かさ」や素材や色出しの「クオリティの高さ」は、正しく継がれながら、軽やかさやスポーティさが感じられる。その理由は、キャンバスとレザーの組み合わせや、このサイズ感にあります。バッグは、リアリティと心がワクワクする、「持つ喜び」、両方がないと! あ、個人的な意見ですが、きっとみんなそう思っているはず。
ダニエル・リーが大きく舵を取った「新しいボッテガ・ヴェネタ」のムードに、2022年に新しくデザイナーに就任した「マチュー・ブレイジー」の感性がレイヤーし、「実用」と「時代を映したモード感」を備えた新しい名品の誕生です。
― NEO MASTERPIECE 01 ―
【BOTTEGA VENETA】
ポルテッロ トートバッグ
レザーのクラス感とキャンバスのカジュアル感。双方のいいとこ取りができる、ポルテッロトートバッグ。カジュアルスタイルをクラスアップすることも、ドレススタイルをカジュアルダウンすることもでき、シーンレス、タイムレス、そしてジェンダーレスに愛用できます。外ポケットの「イントレチャート」やストラップの端の「ノット」など、さりげなくあしらわれた、ボッテガ・ヴェネタのシグネチャーディテールにも、心くすぐられます。肩にかかる部分は、平ら、かつ、薄いパッド入り。バッグの内側には、フラットポケットとレザーフレーム付きのファスナーポケットが配され、鍵などをつけられるレザーストラップもついているなど、実も兼ね備えた、才色兼備なバッグです。
※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※ショップリストはこちらからどうぞ。
Photographs / Masanori Akao
Model / BLENDA
Hair / Keiko Tada(mod’s hair)
Make-up / Sadae Sasaki
Styling & Text/ Naoko Okusa(AMARC)
Edit & Text/Ayako Suzuki(AMARC)