Fashion信じるおしゃれ

A WOMAN STORY in PARIS vol.2

パリに住む、マダム フランシーヌ・ジャコブの物語、今日で2回目。彼女の自宅、アトリエ、よく通う、と言う近くのカフェで撮影させてもらったストーリー。女であることや、母と言う役割。妻の立場。そうしたスペックは、自分を包むものではなく、「私の中のただ1部」。1人の人間としての矜持が、私全体を包み、小さなスペックなどは、実はどちらでも良い。ファッションもそうであるべきで、今日は「私の中の一部」を取り出して、組み合わせていけば、解決する――みたいなことを、伝えたかったパリでの撮影。あ、もちろん、セールに飽きた今、秋のワクワクを「買うなら」という前提で。

カーディガンのようにジャケットを

ジャケット¥62,000、パーカ¥24,000/ともにカオス(カオス丸の内) デニムパンツ/モデル私物 スニーカー/コンバース

ジャケットは着なくてはいけないものではなく、ニットやTシャツと同じくらい簡単で、フレンドリーなアイテムなのに。「きちんとしなきゃ」とは、ジャケットが着る人に言っているわけではなく、その人がジャケットにささやいているんだ、きっと。黒やネイビーは、やっぱり強いけれど、淡くて甘い、こんな色のジャケットは、カーディガンのように重ねたら素敵。

黒のレースでリマインド

オールインワン¥48,000/THIRD MAGAZINE・レースのブラウス¥49,000/ブーフィレ(ともにTHIRD MAGAZINE) スニーカー/コンバース

少しワイルドなオールインワンに、タートルニットを合わせていたのは、去年までかもしれない。今年は、むしろ女性らしさや繊細さをひらりと潜ませよう。肌に落とす影が、どこか秘密めいていて。パリの女のおしゃれが、どうしたって目を惹くのは、幼い計算ではない、密やかさがあるから。きっと、謎解きをしたくなる。

Photograph/Yukari Isa
Model/Francine Jacob
Hair&Make-up/Go Miyuki
Shooting Coordinate/Hiroko Suzuki
Direction , Styling & Text/Naoko Okusa

※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。

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