Life style今日も一日おつかれさま
浄土真宗の開祖、親鸞は「罪障功徳の体となる こおりとみずのごとくにて こおりおおきにみずおおし さわりおおきに徳おおし」と詠みました。
「罪や障(さわ)りは、そのまま功徳のもとになる。それは氷が多ければ多いほど、溶けたときの水は多くなる、氷と水の関係のよう。同じように罪や障りが多ければ多いほど、後に得られる功徳も多い」という意味です。
「苦」に対して、仏教が示す答えは「自分の思い通りにならないと知る」です。しかし、そう簡単にはいかないのが人間というもの。人生は思い通りにいかないし、年を重ねるほど苦い思い出や心の傷も増えます。でも、それでいいんです。
苦悩にこそ気づきのきっかけがあります。氷のような困難を清らかな水の恵みに転換できれば、こんなに素晴らしいことはありません。
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