宝物はすでに手の中に

与えられた豊かさを享受するばかりでなく、与える喜びを持ちたいですね。明珠在掌（みょうじゅたなごころにあり） 。宝物はすでに手の中に。

多くの人は、モノを持てば持つほど、便利に豊かになって人生の自由度が増すと思っていますが、実際には持てば持つほどそれに人生が縛られて自由を失うのがこの世のカラクリです。「消費者」の時代は終わり、皆が消費者であると同時に生産者でもある「生産消費者」の時代が来ると言われています。
大量消費時代の生き方に疑問を持ち、ライフスタイルを変えようという人たちも出てきています。なるべく物を持たない「ミニマル生活」、他人と物を共有する「シェアリング経済」、働き場所を固定しない「ノマドワーカー」などは、まるで修行僧たちに近づいているようです。洋服もなるべく持たず、数少ない定番を上手に着まわすのがカッコイイという若い人も増えているとか。

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