Life style今日も一日おつかれさま
ブッダは「自分の教えは人が川を渡る際の筏に過ぎないから、用が済んだらさっさと捨てなさい」と言いました。実にさっぱりしたものです。
守破離(しゅはり)という考え方があります。いかなる道であれ、師から教わった型を「守」ることから修行が始まります。基本の型が身についたら、次はそれを応用して自分に合った型をつくるのが「破」です。そして、最終的には型そのものから「離」れて自由自在の境地へと解き放たれるのです。
僧侶の修行は師からの指示にただ従うことではありません。師と弟子、先輩後輩の関係は、あくまで相対的なもの。それを絶対視する立場主義に陥ると、世界が硬直してしまいます。型を守りながらも、型破りを恐れず、自由自在に型から離れる生き方を。
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